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あるマーケティング研究者の思考と行動

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「浪費」という成長戦略w

2018-03-13 17:32:55 | Weblog
浪費図鑑―悪友たちのないしょ話―
劇団雌猫
小学館


あんスタ
同人誌
若手俳優
地下声優
EXO
ロザン
乃木坂46
宝塚歌劇団
東京ディズニーリゾート
V系バンド
ホスト
触ってほしい一心

以上は『浪費図鑑』に登場する、20〜30代の女性がハマり、収入の相当部分をつぎ込んでいる対象だ。宝塚やディズニーリゾートはわかるけど、あんスタとかEXOとかは何のことかさっぱりわからない。いずれにしろ男性のオタクに負けないハマりぶりだ。これらに共通点がないか考えてみた。モノよりヒトが多いな、ぐらいしか思い浮かばない。

何かにハマるのは恋愛と同じで、何にハマるかに共通する要素などはないかもしれない。いったん好きになると、どんどん夢中になっていく。しかし、多くの場合どこかで醒める。醒めるのは、それ以上進むと生活が「完全に」破綻するからだろうか。そのあたりのバランス感覚で、男性より女性のほうが優れているように思うが、特に根拠はない。

人々が何かにハマって「浪費」に邁進すれば、念願の日本経済デフレ脱却となるかもしれない。経済力のある女性が売れない俳優へ贈り物をしたとき、その俳優の生活に余裕が出て消費が増加すれば、マクロ経済的にはプラスになる。ただし、贈り物がそのままゴミ箱に行ったり、贈り主の消費が犠牲になっているだけならゼロサムでしかないが。

したがって無条件というわけではないが、人々が「浪費する」ことは歓迎すべきことだ。何かにハマることは人生を前向きに生きるエネルギーにもなる。もっと働いて豊かになろうとした高度成長期がそうだった。それに応えるべく、供給サイドでもイノベーションが起きる。社会の役に立っているのだから、浪費は何ら後ろめたいことではない。

… なんてことは余計なお世話で、本書に登場する女性たちは泰然として何かにハマり、粛々と浪費し、多くの場合無事に帰還している。これらの活動がシンクロすると、経済はもっと成長し始めるかもしれない(?)
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