Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

大学の常識と非常識

2008-10-22 23:23:27 | Weblog
ある大学では,すでに任用が決まった非常勤講師に書類提出を求める場合,返信用封筒+切手を同封することはない。理由の一つは,他の大学でもそうだ,ということらしい。しかし,ぼくは国公私立のいろんな大学の非常勤講師を勤めたが,そんな経験は一度もない。また,大学間の連絡だから,ともいう。勤務先の事務に出せば,そちらで郵送してくれるでしょ,ということなのか…。

別の大学では,市外局番が 03 か 04 で始まる地域以外に研究室から電話をかけることができない(携帯電話は別)。それ以外の地域(国内)に電話をかけるには交換台を通す必要があるが,そこは午後5時で業務が終了する。あり得ない,と問いただすと,学内から文句は出ていないという(ホント?)。地方に電話したけりゃ,自分の携帯でしたらいいでしょ,ということなのか…。

世のなかには,意外なところに落とし穴がある。アパートを借りるとき,誰もがどの部屋にもコンセントはあると思いこんでいる。だが,入居してみたら,あるはずのものがないことに気づいて愕然とする… というような話が,たまたま続けて自分に降りかかってきた,ということなのだ。たとえそれほど実害がないにしても,一般常識からしておかしいことには,一言いいたくなる。

もちろん,ぼくの常識からしておかしいと感じる組織や個人のふるまいに対して,何もいわない場合もある。そのときは黙って距離を置くようにするだけである。Hirshman を気取れば,voice ではなく exit による意思表明も選択肢の一つなのだ。
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