ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

カリフォルニア・ワインの特色

2007年02月04日 | ワインの話

Photo_203 カリフォルニア・ワインの特色を調べてみた。
ロバート・アルトマン監督の傑作「ショート・カッツ」では、ラストにロスアンゼルス大地震が訪れ、この群像劇を締めくくる。カリフォルニアは、火山も多く地震も多い。これまでも、何度も大地震を繰り返し隆起や褶曲の結果、土地は複雑に入り組み、無数の渓谷と盆地が出来上がる。この入り組んだ地形がマイクロ・クライメート(微気候)を作る。さらに、太平洋から寒流による霧が発生する。夏は涼しく、冬は温暖になる。これらは、ワインの生育にとてつもなく好都合。しかも、これらの条件により、フランスのボルドーに似た気候の地域があったり、ブルゴーニュに似た地域があったり、イタリアに似た気候の地域があったりと、色々なタイプのワインが出来る。特に、ピノ・ノアールに適した地域は少なく、やはりブルゴーニュのものが秀でているといった常識も、カリフォルニアが覆した。カリフォルニアにもピノ・ノアールの素晴らしいワインが出来る地域がある。映画「サイドウエイ」では、その点が熱く語られている。優れたカリフォルニア・ワインは多くのワイン評論家などに発掘され、すでに高値を呼んでいる。「サイドウエイ」上映後もこの映画に登場したワインはいかがと、しっかりセールスしている。
古い慣習にとらわれず、恵まれた土地で作られるカリフォルニア・ワインにはまだまだ掘り出し物があるようです。クアトロの父もただいま物色中です。見つけたらご報告します。

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