雷鳴轟く日本海。世に言う鰤起こしの翌日。
「ワラサ之介そちも、立派に脂の乗った魚になったな、元服してよろしかろう」
「寒鰤と名乗るがよいぞ」
「父上、ありがたきお言葉、寒鰤の名に恥じぬよう精進いたします」
ハッピーマンデーに自動的に成人式を迎える者どもとは違う。
荒波にもまれ、しっかりと脂が乗り、大きさ重量も基準を超えなくては寒鰤は襲名できないのだ。
めでたく、元服した寒鰤が舞鶴からクアトロにやってきた。
その寒鰤はクアトロで刺身になったり炙りになったり焼き物、煮物になったりと大活躍するであろう。
この立派な寒鰤には、シチリアのシラーやカリフォルニアのジンファンデルがお相手もうそうと待ちかまえている。
さらに、熊本からは寒鰤の好敵手・赤ヤガラもクアトロにやって来た。
カレンダー
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- 剪定職人/18周年のクアトロ~クアトロとは
- 剪定職人/柳も春に遇えば緑に
- クアトロの父/雨上がる
- 剪定職人/雨上がる
- 剪定職人/千曲川の旅 その2
- 剪定職人/GW2023〜チーズケーキ研修
- クアトロの父/新・魚の物語~信頼の厚い台形の魚
- 剪定職人/新・魚の物語~信頼の厚い台形の魚
- クアトロの父/17周年のクアトロ~ありがとうございます
- 剪定職人/17周年のクアトロ~ありがとうございます
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます