ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ケーリー・グラントのようなワイン

2012年04月21日 | ワインの話

Photo クアトロではキャンティ・クラシコ特集を好評開催中。
キャンティ・クラシコの中でも秀逸な造り手のものを3種類用意している。
そのワインを解説しよう。
今日はレ・コルティと云う造り手。
クアトロでは侯爵が作るエレガントなワインと表現している。
このレ・コルティはフィレンツェの南方約10km、サン・カスシアーノにある。
1427年からコルシーニ家が所有している。
オーナーのコルシーニ家は、過去にフィレンツェの半分を領地にしていたほどの名門の貴族。
ローマ法王も輩出した家柄。
1992年に父からこのワイナリー譲り受けた若き後継者のドウチョさんは、ワイン造りに魅せられる。
伝統を守りながらも革新的な手法も取り入れたレ・コルティのキャンティ・クラシコは高い評価を得ている。
マンガの“神の雫”にも登場しているワインだ。
侯爵のドウチョさんは、ただ濃厚なワインではなく、気品を備えたワインを目指しているという。
映画俳優に例えればならばケーリー・グラントのようなワインだと云う。
クアトロの父のようなオールド・ファンには納得が出来る表現だ。
濃厚な果実味を持つが飲み口は軽やかなイメージ。
酸がまろやかな印象である。
侯爵の目指す味わいをクアトロで試してみよう。

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