スティルトン

世界三大ブルーチーズをご存じですか。フランスのロックフォールとイタリアのゴルゴンゾーラとイギリスのスティルトンです。一番馴染みの薄いのが、スティルトンかもしれません。ロックフォール、ゴルゴンゾーラと比べると水分が少なく濃縮感が強く、青カビのスパイシーさはとてもシャープ。クアトロの父はとっても好物にしております。
合わせるお酒は、イギリス人の見解では、ウイスキー、ポートと合うとか。
イギリス人はワインが好きなのだが、自国はワイン作りにむかない気候。無いとなると欲しがるのが、権力者のサガか、フランスとの100年戦争の原因になったとも云われる。一時、ボルドーはイギリスの領土になっていた。ボルドーの現在の繁栄はイギリスの資本がバックになっているようだ。以来、高級ワインはまずイギリスへ渡っていたが、現在はニューヨークの方が力があるとか。ポート・ワインはフランスとの戦争中に代役のように飲まれていたとのこと。イギリスの力の及ぶポルトガルでイギリス人の手によって開発されたお酒とか。本当は、フランス・ワインと合わせたいスティルトン。我慢して、ウィスキー、ポートとか言っているのではとクアトロの父は思います。
そんなこんなの食の歴史を肴に、クアトロでチョット一杯いかがですか。