ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

2008クアトロ・プリムール

2008年06月30日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo ボルドーの高級赤ワインは収穫されてから少なくとも3年は熟成期間を要する。まだ樽の中で熟成中のワインの先物取引をプリムールと呼ぶ。このところ流行っている方法だ。消費者にとっては、出来の良い年のものを、安く買えるのでお得である。生産者も早く収入になるので助かる。しかしたまに出来の悪い年は、プリムールの方が高い時もある。その辺の駆け引きも楽しさのひとつなのかも知れない。しかし、この手の高級ワインは10年から20年寝かしたいのだから、あまりに早くに手に入れても保管に費用がかかる。
さて、クアトロでもプリムールが始まった。クアトロのママが作る梅酒のプリムールである。青梅をアルコール度数の高い日本酒で漬け込み、ワインセラーで1年以上寝かせる。今日はその仕込みに追われているクアトロのママである。
2年熟成の梅酒をお客様で提供したところ、その旨さに感動してくれて今回のプリムールとなった。それにしても風変わりなイタリアンなのである。
来年の今頃、梅酒のプリムールのお客様はどんな感想を持ってくれるのでしょうか。それより1年本当に待てるのだろうか。多分3ヶ月ぐらいで、もういいから飲ましてと云われそうである。

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