ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

チーズ・オブ・ザ・イヤー

2006年12月18日 | チーズの話

Photo_154 フレッシュ・チーズを楽しむお客様が定着し、クアトロとしては嬉しいことです。チーズには食べ頃があり、その期間も長くはありません。やはり、回転が良くないと良いチーズを提供できません。現在はチーズを楽しんでくれるお客様が増え、回転が上がりさらに美味しいチーズを提供できるという良い方向に向かっております。また、チーズはワインの味を数段引き上げるので、ワインも売れるようになり、こちらもチーズが売れると助かります。
さて、ここまで色々なチーズを扱ってきましたが、クアトロの父の記憶に残る物、お客様の評判が良かったものを振り返ってみます。
チーズには、タイプがあり、クアトロでもそのタイプ別にチーズをお勧めしている。「チーズの取り合わせ」というメニューも違ったタイプのものを取り合わせにする。そのタイプ別に振り返ってみると、まず白カビタイプでは、「シャウルス」が美味しかった。また、今使っている写真の「ブリヤ・サヴァラン」も良いですね。これは、有名な美食家の名前を付けたチーズでトリプル・クリームのタイプ。生クリームを練り込んだとっても脂肪分の高いチーズでまるでチーズケーキのような味わい。フレッシュ・チーズに分類する場合もあるが、クアトロで使っている物はアフィネ(=熟成したもの)で、白カビも多くなり、より濃厚な感じのものだ。クアトロの父はなぜか白カビは脂肪分の多い濃厚なものが好きだ。次に青カビでは、お客様の反応はより刺激的なものを好まれる。中でも、スペイン産の「カブラレス」の評判が良かった。青カビの熟成に対して何ら調整をしない、やや野性的な味わいのブルーチーズでした。ウォッシュ・タイプでは、やはり「モンドール」の評判は抜群だった。この時期しか食べられないといったありがたみも付加価値だったようだ。ハード・タイプでは、パルミジャーノの中心の部分のしっとりした味わいが印象的だ。シェーブルは、個人的に一番好きなタイプなのだが、お客様は今ひとつ乗ってこない感がある。これから、シェーブルの美味しさを伝えていかなくてはと思う。

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