クアトロの父が少年の頃、お祭りで食べるトウモロコシが美味しかった。
ショウユで干からびたトウモロコシでも、何か特別な食べ物の気がした。
大人になったら好きなだけ焼きトウモロコシを食べたいと思っていたのはクアトロの父だけだろうか。
「僕は大人になったら、思う存分トウモロコシを食べるのだ」などと予言の書を残したかった。
そんな20世紀少年少女におすすめのトウモロコシがクアトロに届いた。
ただのトウモロコシではなく、日本一美味しいと思われる片品村産のものなのだ。
高地で作られるため夏の終わりにやっと出荷され、おすわ様の夏祭りの頃に届く。
この片品産トウモロコシをパスタにした。
その甘みと旨みとしゃきしゃき感は実に素晴らしく、その味わいを生かすためにペペロンチーニでシンプルに仕上げたスパゲッティである。
20世紀の少年少女には、やはりお祭りの焼きトウモロコシよりは、クアトロのパスタの方がおすすめである。
そして、20世紀の少年少女は新たな予言の書を書き込むのだ。
「自分はまた来年おすわ様のお祭りの頃、クアトロのトウモロコシのペペロンチーニを食べに来るであろう」と、
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