クアトロの父の若かりし、まだバブルの頃だったか。
会社の社長に連れられて京都の高級割烹で食べたことがある。
カウンターの向こうで板さんが手際よく料理を出してくれる。
その日のお勧めなのだろうか、ボウルに入った白子を取り出した。
すると、箸でその白子を持ち上げグルグル踊らせて箸に絡ませた。
「新鮮な白子は、箸で踊らせることが出来るんですよお客さん」
などと
自慢をしてから、白子のぽん酢和えを出してきた。
クアトロの父の会社の社長もさすが京都の高級白子は違うとご満悦だ。
白子の美味しさをまだよく知らないクアトロの父は、そんなものかとありがたくいただいた。
そして、お会計はひとり5万円だったらしい。
そんな話を先日クアトロのシェフにもした。
昨日、オス鱈を仕入れて白子を取り出したクアトロのシェフ。
新酒に合わせて、タラと白子のフリットは補本日のおすすめ。
そして、クアトロのシェフが白子を箸で踊らせても、明瞭会計のクアトロです。
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