米原市、吉槻集落に残っていた茅葺き民家。
吉槻は伊吹山の西側山裾に、点々と連なる東草野と呼ばれる山村のひとつ・・・・いわゆる奥伊吹で最も入口に近い集落。
もう7~8年も前、この地にある桂の巨木を訪ね来たことが有って、その折には、その桂の巨木傍にも茅葺き民家が残って居たのだが・・・今回訪ねてみると、見るも哀れに朽ち果て倒壊していた。
さて、今回の茅葺き民家は奥息吹の集落を掠めて通る県道40号線沿い、この集落ではたった一軒のお店屋さん・・・多分日用品から食用品まで扱う何でも屋さんだろう・・・
建物は県道に妻側を向けた入母屋妻入り茅葺き屋根。
外観から受ける印象では昭和期になってからの建物では無いだろうか??
屋根はつい最近吹き替えたばかりのようで端正な美しさを見せて居た。
撮影2015.6.27
バリバリの茅葺き建物が、なんともタマリマセン。
その昔なら店頭で、ガキ共がたむろして買い食いなど
して騒いでいたのでしょう。その時飲むコーラは缶じゃ
なくモチロン瓶でした。まんま「となりのトトロ」的風景
です。
通り抜けの出来ない閉鎖的な土地で寂れる一方ですが、その分ほかでは見れない
懐かしい空気に触れることが出来ます。
この谷筋はオススメ。
しかし子供は全く見かけません・・・この春この谷筋の小学校も休校したようです。