京都「八幡市(やわた)」の木津川傍にある重文民家の伊佐家住宅。
何回か紹介している京田辺市から木津川下流域にある八幡市は、平城京の裏鬼門(南西)を守護する神社として宇佐八幡から勧請された「岩清水八幡宮」でその名を知られている。
正面外部から見るだけでもその豪壮さはよく伝わって来ます。
屋敷前の空き地の凹みは往時の濠の跡だとか・・・・、屋敷の周囲には濠をめぐらせ、防禦と水利を兼ねた環濠住居でだったようで、木津川から直接船で乗り付けることが出来たそうです。
伊佐家は伊佐家は上津屋地域にあって幕府領の庄屋を代々務めた名家、屋敷は周囲の竹藪を含めると約3000坪もあるそうです。
正面からは大きな長屋蔵が邪魔に成って全く内部の様子は伺えません。
近づいて正面から見る主屋はこれ・・・・・、棟札から享保19年(1734)の建築だそうです。
これはピーンポーンと声をかけ入口近くまで入ってバシャした一枚。
因にこれ以上奥はダメですよと言われましたが・・・、圧倒されるような茅葺き屋根です。
仕方なく横に周り塀越しに撮った写真・・・・横から見るととても複雑な造りの様に見えます。
気に成り、帰ってグーグルアースで確認、茅葺きは表側半分、裏は棧瓦葺き・・・・表からだけでは全く想像も出来ない複雑さです。
伊佐家住宅は普段の一般見学は不能、団体嫌いの僕には無理な、団体のみの予約で可能なようです。
撮影2013.3.12