プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

不協和音

2007年03月26日 | 毒バリ
モシモシ社長の現地観光旅行代理店は、ニョマンのスパに日本人観光客を紹介している
お客から相次ぐクレーム、またニョマン側が広告掲載料を払っていないこともあって、最近はニョマンとモシモシ社長の仲もいまいち芳しくない


勘弁してよ…あんた達の 不協和音 は間違いなくこっちに飛び火するんだよー


最近モシモシ社長の事務所登録で、少々問題が発覚…社長の会社は日本からの外資でできた会社なので、事務所登録にも色々な問題がつきまとうらしい

そんなところからうちの店の住所に、モシモシ社長の会社をとりあえず登録できないかという話が持ち上がってた
その登録のために土地所有者を調べたら、以前スタッフとして働いていた愚か者ロイケの、当時の情報どおり
(http://blog.goo.ne.jp/punkitchen/e/611cd75acb083eb4429e725e0468ce18 愚か者2参照)
やっぱりこの店の土地は裏に住むニョマンの親戚のもの


となれば事務所登録に関するサインは、この親戚からもらわなければならない
事務所問題で急いでいたモシモシ社長はニョマンに無断で親戚の門をたたき、契約書にサインしてもらおうという暴挙に…


ニョマン 大激怒


なんで勝手にあいつのところに行ったんだ!


ちゅーわけです


親戚との土地問題も再燃


あ~ぁ私たちには関係ない話だって言うのに~

だいたいさあ、私たちをビジネスパートナーとして紹介したあんたがそんなことしたらあかんやろうがああぁぁ

もうええがな、どうだってええわ…

ダンナは、生まれつきのなで肩をより一層がっくり落としてる
肩はずれてるんじゃない?

そりゃ肩も外れますわ…



数日後
また問題が勃発!

「おい!あのおっさん、ほんま馬鹿にしてるわ!」

モシモシ社長が血相変えて登場

「あいつ、日本人以外には 5ドル でマッサージやってんねん!」
なんですと!?

確認すると、最近増えた台湾からの観光客には確かに30分、5ドルでマッサージしている
中国系のお客は忙しいツアーでやってきて、短時間なうえに気に入るとチップをはずんでくれるから、5ドルでも十分だって…一理あるけど5ドルってのはいかがなもんかと…

でもよく見ると英語で作られた新しい価格表にも「30分5ドル」ってしっかり出てるじゃないか!?
どうやら欧米人にも5ドルでやってるってことだ

日本語のものは今までと変わらない価格で書かれてる…

「日本人だってこのくらいの英語、わかるっちゅーねん!うちのツアーの客に高い金払わされてることがわかってみいや、うちの信用どないなんねん!?」

社長の怒りはおさまらない

確かにその気持ちもわかる
でも爆弾テロでも何でもやってくる中国系のお客は、 決して清潔とは言えない ニョマンのスパにとっては大事なお客になることもわかる

神経質で、いちいち細かくて、クレームばっかり の日本人客よりも、断然楽に商売ができるからねぇ

ニョマンは次男と一緒に苦しい言い訳をしていたらしいけど、モシモシ社長はやられたらやり返す男、倍にして返すくらいの性格

「当分お客は入れない」

そう言いながら、パパイヤミルクシェイクを飲み干した


そういえば私たちにも台湾ツアーの客を入れろって言ってたなぁ
私たちは自分の目指す店がそういう店ではないことや、今の状態では大人数はさばけないことなどから断っていたけど、もしもOKしていたらいったいどういう値段で料理を出すことになってたんだろう?


今思えば、生き残る術はそういうところにもあったんだと思う

初めて会ったとき、ニョマンは言ってた

ウブドには中国人の経営者はいないぞ、あいつらのようなやり方はダメだ、バリの伝統を壊してしまう考え方の人種だからだ
ウブドではこれまでもこれからも、中国人には商売はさせない

でも、お客にするなら大歓迎 だったんだ…

バリを含めて観光地では、どこでも同じようにトップシーズンにガッチリ稼ぐことが需要で、一回しか来ない大量のお客を適当に騙す商売みたいな部分があるのは否めない

もちろんそんな店ばかりじゃなくて、真面目にサービスに努めている店だってあるわけで、だからその後者でありたい自分達と、正反対の考え方をするニョマンとではもともと商売に関する考え方、合うわけないよなあ…