ニョマンの
「あいつらはモスリムだから」
この言葉、実はバリ人の大多数の気持ちを代弁している
インドネシアで唯一ヒンズー教のバリ島は、他のインドネシアの島に比べ治安もよく観光業も盛ん、比較的給料もよい事から、ジャワやスマトラ、ロンボクなど近隣の島からの出稼ぎ者が沢山
ビーチでバリ人のふりをして、観光客を騙すビーチボーイは殆んどが出稼ぎのヤツだら!なんて言うバリ人も多いけど、なんのなんの、バリ人も立派に同じことしてるよねー
商売荒らされて怒ってるだけじゃん
増えすぎたビーチ沿いの屋台を一掃するとかで、屋台を壊して焼き討ちした事もあるんだから
怖い怖い…
ひとつ言える事がある
モシモシ社長も私達も同じ意見なんだけど
経済社会活動において有能な人材はバリ人にはいない
いないと言い切るのは良くないね
「かなり少ない」としましょ
ホテルやレストランで、重要な地位についている人は他の島出身者が多いのはあまり知られてないことだけど、これは本当
マーケティングとして雇った「エルナ」とフロアマネージャーの「ロイケ」は綺麗な英語を話し、世の中の動きにも敏感に反応する能力があって、話していても飽きることがない
松田優作似の長身「ロイケ」はジャワの出身でモスリム、豚肉は食べない
くるくるヘアの「エルナ」は聡明で明るくて実にしっかりした女性
フォーシーズンスホテルに勤務しているバリ人と結婚して、モスリムからヒンズーに改宗したばかりだとか
ある日のこと、村の子供達がレストランにやってきて「お布施」を要求
ワケがわからず断ったエルナ、するとその親たちがニョマンのところに押しかけて行き「儀式用の人形作りのお布施を払わないつもりか!」と大騒ぎ!
どうやらお布施は慣習で払うのが当たり前らしい
払わないということは、バリ人として許されない神を冒涜する行為なんだか
でもさ、そのとき初めて説明されたんだから…
ニョマンは激怒してエルナを呼びつけ、村人の前で謝罪させることに
エルナは初めての経験に涙しながら、私達にも謝罪…
ボス、ごめんなさい…私何も知らなくて…
いいんだよエルナ、大丈夫大丈夫
デワにやられた!
あいつはこいうことが起こることを知ってたくせに、私達に前もって説明せずに知らんふりを決め込んでいた
知っていたからしくまれたんだろうけど
バリではエルナのようにハッキリとモノを言う女性は嫌われる
男性に対して指示をしたり、間違いを指摘したりするのはタブー
頭脳明晰、明朗快活で、バリ人ではないエルナのことが、デワは大嫌い!
たぶんデワ以外のバリ人男性の多くが、そんなふうに思っているんだろう
私がダンナに意見したり、対等に話しているのを驚きをもって見ている
私のことは日本人であまりにも遠いので、違った目で見るてくれけど、もともと宗教的対立のあるインドネシア人同士だと、その溝は深い
ドバイやシンガポールの高級リゾートホテルで働いていたエルナは、この島の不合理さが納得いかなくて、いつも私に問いかけてくる
そのすべてが的を射ているのがまたスンバラシイ!
頭の中は先進国…この子、本当にバリ人と結婚して良かったんだろうか?
次第に彼女は結婚生活について語り始める…
バリ人の結婚生活は私達の想像を超えたところにあって
エルナの人生は、私達がバリを撤退するのと時を同じくして
急展開を迎える
ことになるなんて、この時は思ってもいなかったんだよねー
「あいつらはモスリムだから」
この言葉、実はバリ人の大多数の気持ちを代弁している
インドネシアで唯一ヒンズー教のバリ島は、他のインドネシアの島に比べ治安もよく観光業も盛ん、比較的給料もよい事から、ジャワやスマトラ、ロンボクなど近隣の島からの出稼ぎ者が沢山
ビーチでバリ人のふりをして、観光客を騙すビーチボーイは殆んどが出稼ぎのヤツだら!なんて言うバリ人も多いけど、なんのなんの、バリ人も立派に同じことしてるよねー
商売荒らされて怒ってるだけじゃん
増えすぎたビーチ沿いの屋台を一掃するとかで、屋台を壊して焼き討ちした事もあるんだから
怖い怖い…
ひとつ言える事がある
モシモシ社長も私達も同じ意見なんだけど
経済社会活動において有能な人材はバリ人にはいない
いないと言い切るのは良くないね
「かなり少ない」としましょ
ホテルやレストランで、重要な地位についている人は他の島出身者が多いのはあまり知られてないことだけど、これは本当
マーケティングとして雇った「エルナ」とフロアマネージャーの「ロイケ」は綺麗な英語を話し、世の中の動きにも敏感に反応する能力があって、話していても飽きることがない
松田優作似の長身「ロイケ」はジャワの出身でモスリム、豚肉は食べない
くるくるヘアの「エルナ」は聡明で明るくて実にしっかりした女性
フォーシーズンスホテルに勤務しているバリ人と結婚して、モスリムからヒンズーに改宗したばかりだとか
ある日のこと、村の子供達がレストランにやってきて「お布施」を要求
ワケがわからず断ったエルナ、するとその親たちがニョマンのところに押しかけて行き「儀式用の人形作りのお布施を払わないつもりか!」と大騒ぎ!
どうやらお布施は慣習で払うのが当たり前らしい
払わないということは、バリ人として許されない神を冒涜する行為なんだか
でもさ、そのとき初めて説明されたんだから…
ニョマンは激怒してエルナを呼びつけ、村人の前で謝罪させることに
エルナは初めての経験に涙しながら、私達にも謝罪…
ボス、ごめんなさい…私何も知らなくて…
いいんだよエルナ、大丈夫大丈夫
デワにやられた!
あいつはこいうことが起こることを知ってたくせに、私達に前もって説明せずに知らんふりを決め込んでいた
知っていたからしくまれたんだろうけど
バリではエルナのようにハッキリとモノを言う女性は嫌われる
男性に対して指示をしたり、間違いを指摘したりするのはタブー
頭脳明晰、明朗快活で、バリ人ではないエルナのことが、デワは大嫌い!
たぶんデワ以外のバリ人男性の多くが、そんなふうに思っているんだろう
私がダンナに意見したり、対等に話しているのを驚きをもって見ている
私のことは日本人であまりにも遠いので、違った目で見るてくれけど、もともと宗教的対立のあるインドネシア人同士だと、その溝は深い
ドバイやシンガポールの高級リゾートホテルで働いていたエルナは、この島の不合理さが納得いかなくて、いつも私に問いかけてくる
そのすべてが的を射ているのがまたスンバラシイ!
頭の中は先進国…この子、本当にバリ人と結婚して良かったんだろうか?
次第に彼女は結婚生活について語り始める…
バリ人の結婚生活は私達の想像を超えたところにあって
エルナの人生は、私達がバリを撤退するのと時を同じくして
急展開を迎える
ことになるなんて、この時は思ってもいなかったんだよねー