プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

ニョマンという人

2006年02月15日 | 毒バリ
バリは祈りの島とも言われているだけあって、みんな毎日の祈りは欠かさない
葉っぱや花で作られたお供えに、ご飯やおかずをちょっとだけのせ、お香を焚いて、聖なる水をふりかけながら、祈りをささげる
この所作はとても優雅で、バリ人女性のすっと伸びた背筋と細い首がとても清らかに美しく、思わず見とれちゃう

スタッフにきいてみた、その動作の意味ってどんなもの?

え?わからない~みんなこうするから…

あ、そうですか…このあたり、日本の若い子と同じですわ

このお供え、道端では車やバイクに轢かれゴミになる

いくら自然に戻るもので出来てるとはいえ、問題だよー

室内にある神棚、昨日備えたものを片付けてから新しいのを備えればいいものをうちのスタッフはそのままにして積み重ねていくんだな、これが!

お供え物目当てにネズミがやってきて大変なことになるんだからさー
バリの宗教を否定するつもりはないけど、ストランの厨房にはよくないこと
ニョマンの娘が祈りにきた時も掃除はしないでただ供えて行くだけ
バリヒンズーのお供えのしきたりはわからないけど、こんなに汚い神棚は他の店では見たことないぞ!
神様のいる場所は、どこの国だって綺麗にするのが普通なんじゃないのかな?

でもニョマンの家に行った時、すべてが判明

汚い…だらしない…

ニョマンの家族は掃除が嫌いなのか?
これがすべての根源だったのだ!
メンテナンスされていなかったフロア、荒れた厨房機器、蜘蛛の巣とゲッコーの糞だらけの事務所…ニョマンの言葉を思い出す…

「彼らは何も知らない、トレーニングしてやってくれないか」

よく言うよ、あんたにトレーニングが必要なんじゃないの?

モシモシ社長の島内ツアー客からも、ニョマンが経営しているスパに「汚い」とクレームが多いとうのもこれで頷ける

思い出したことがある
まだバリに来て間もない頃、ニョマンが朝食にピッタリのフルーツサラダをご馳走してくれると言うので、近所の小さいワルン(休憩所みたいな小さなお店)にでかけた

一口大にカットされた

トロピカルフルーツに練乳をとろとろとろ~フレッシュココナッツの擦りおろしたものと、ちょっと塩味のきいたピーナッツをトッピング

これが超ウマイのだー

お店のメニューにどうだ?との提案、うん、早速取り入れることに決定!
毎日食べても飽きないのはフルーツの新鮮さかな?

その帰り道だった…
工事現場のような場所の裏に、むしろを屋根にしたような小屋があって、そこに汚い服装の男性が3人ぐらいごろごろしてる

あいつらはとても怠け者だ、モスリムだからな!

彼は顔をしかめてそう言いながら、さっきのワルンで買った小さなお菓子を口にいいれると、そのビニール袋をポイっ!

げ!差別主義者のうえに、ポイ捨てですか?

ニョマンの明るい人柄に好感を持っていただけに、それにはショックを受けた

自分の家だってそんなに綺麗にしているわけじゃないけど、お店を営業して、誠実にお客様にサービスしていく気持ちがあるなら、必要最低限のメンテナンスは欠かせない
日ごろから祭礼だ儀式だと飛び回るほど信心深いなら、神棚くらい綺麗にするように家族やスタッフを躾けたほうがいいんじゃない?

口うるさく何かを言いたくないのはわかるよ、そのために私達が彼と契約を結んだんだから…でもさ、こういうのってそんな簡単には直らないよね
ニョマンファミリーの体質なんだもん

ニョマンがキライなもの…モスリム、中国人、アメリカ的商売

うちの店の新しいスタッフ、二人雇ってしまったんだよね
モスリムのスタッフ
何も起こらない事を祈りながら、嫌な予感が胸をチクチクと刺すのは毒バリのせい?