Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

バッハ「シャコンヌ」のピアノ編曲についての結構詳述(No.2255)

2013-04-12 22:38:49 | 作曲家・バッハ(1685-1750)

バッハ:シャコンヌ の「2大ピアノ編曲 = ブラームス編曲版 と ブゾーニ編曲版」の『編曲思想の違い』について


 Piano Music Japan の名前通りのブログとなる。久々かも(爆


バッハ:シャコンヌ は、言うまでもなく 無伴奏ヴァイオリン曲


である。1本のヴァイオリンとは思えない技巧が散りばめられており、パガニーニ が出現するまで「演奏不可能の迷曲」の筆頭に数えられていたほど><

 ピアノ伴奏を付けた作曲家(= シューマン)もいたりするほど、「和声感」が素晴らしい曲である。(シューマンのピアノ伴奏付きを薦めているワケでは無いので、誤解無きように)


 ズバリ、焦点を書く。

先に編曲した ブラームス は「和声」を一切変えずに編曲、ブゾーニ は「和声」を変えて(強化した、または 複雑化した、と強弁すると思う)編曲


 これが実態である。

 私高本は、「バッハのピアノトランスクリプションは、ケンプ編曲がお薦め」をこれまで貫いて述べて来た。オケからの編曲だと、いろいろと「消えるパート」だらけなのだが、これはやむ無し(爆

バッハが「減3和音」で作曲した箇所を、「減7和音」に書き直す ブゾーニ、「減3和音」のママのブラームス


 これか、、、

 私高本が「ブゾーニ編曲」に違和感を感じたのは、、、

ブラームス や ケンプ は「バッハ」から、「声部を少なくする」ことはあっても、「和声を変えてまで増やすことはしない」


である。

和声まで変える ブゾーニ編曲 が最適、なことがあるのだろうか?


 私高本は、ブラームス編曲 や ケンプ編曲 の方が遥かに素晴らしい! と感じる次第である。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 読響「オペラシティプレミア... | トップ | シューベルト「楽興の時」は6... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作曲家・バッハ(1685-1750)」カテゴリの最新記事