Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

作曲家論 : バッハ第10回(No.1450)

2006-12-23 23:40:14 | 作曲家・バッハ(1685-1750)
 本日号は読者の皆様注目の「グールドのバッハ」である。

死が早過ぎたグレン・グールド「フーガの技法」


グールド盤 → スタジオ録音全て



1,420円(税込)



  • 演奏   :☆☆☆☆☆
  • 資料価値:☆☆☆☆☆
  • 音質   :☆☆☆ ~ ☆☆☆☆☆

 グールドが死んだのは 1982年。早過ぎた。誰が見ても早過ぎた。「アンチグールド」の人たちでも、叩き甲斐が無かったことだろう。わずか人生50年。織田信長か? グレン・グールド?

 グールドが「フーガの技法」を録音したのは、3回。

  1. 1962.01.31-02.04(← グールド唯一のオルガンスタジオ録音)
  2. 1967.11.23(← 9、10、13番 のそれぞれ唯一の録音。ピアノだ!)
  3. 「1981春」と公表された『グールド死後の公開された TV3部作』の第2部用録画

である。 1回目は、聴いても特に害も益もないが、第2回 & 第3回 はグールドを理解する上で大切!


 グールドも神様では無いので、『時代の壁』は越えられなかった。 あなたも越えられないし、私高本も越えられない。
 壁にブチ当たりながら、必死に「打開」を見付けていくしか無い。見付けられれば「次がある」であり、見付けられなければ「終了キーは押されました」状態なのだ(爆

 グールドは わずか50才で死んだ。「フーガの技法」楽譜については、ヘンレ版(1987)も ペータース原典版(1989)も ベーレンライター新バッハ全集(1995)も何も出ない内に死んだのだ!

 えらそうに「ツェルニー版で 1962年のオルガン盤録音に臨んだ」との記載を読む度に

グールド生前には、現行原典版楽譜3種は発行されていないよ!


と、悪態を付く。う~ん、こんな私高本はスカなのだろうか?
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