Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

2010年を振り返って(No.1792)

2010-12-31 21:17:35 | その他
2010年も後3時間を切った。1年を振り返ってみたい。



最高にうれしかったこと = 「佐伯周子の音楽」が高く評価された1年であったこと


である。
 「1月7日のシューベルト全曲第7回」の高評価から年が明けたが、これは 岡原慎也 のこれまでのアンサンブル力の賜物と私高本は感じている。続いて、

チェコ音楽コンクール2010にて「第1位優勝」


と最高の結果になった。
 実は「シューベルトの両親はチェコ出身」の話を(随分昔に)岡原慎也と交わしたことがある。シューベルトは後世の作曲家たちに尊敬され、引用されまくって来たことは超有名だが、引用していない スメタナ とドヴォルザーク が「音楽の感触」が極めて近いことは前から感じていた。機が熟したと判断して、「2010年」のコンクールに初エントリー。審査員の先生方のご支持を頂き第1位優勝の栄冠を与えて頂いたことには本当に感謝するばかりである。


 次に印象に残るのは、(相当に地味なことだが)佐伯周子が「アンサンブル」で評価が高くなったことだ。私高本はシューベルトにしか目を向けていなかったが、R.シュトラウス や ヴォルフ で 佐藤雄太(T) と素晴らしい演奏をしたことは忘れ難い。ちなみに シューベルト「魔王」での、このコンビの名演はさらに印象が強いことも記す。


 個人的に「聴くだけ」の演奏会についての印象が極めて深いのが今年の印象。特に、「佐伯周子がチェコ音楽コンクール2010第1位優勝」後には、6回しか演奏会聴いていないのだが、その6回が全部が全部名演! う~ん、こんなことは過去に無かった。内、(読響の2回は書かない可能性大だが)他4回の批評は新年に掲載する。「上野優子リサイタル」「東京オペラプロデュース」「堺市民オペラ 椿姫」「新国立劇場 トリスタンとイゾルデ」。これだけ名演が続くことは奇跡に近い。もちろん読響も素晴らしい!


 音楽以外のことでは、「父親が交通事故被害に遭って複雑骨折。糖尿病の悪化に伴い手術不能宣言食らう。何とか手術成功したのに、足の指の神経障害発生 → もうすぐダメか?」が一番かも(爆
 その他には「私高本自身が2回目の脳梗塞発症」も応えたわ(爆
気持ちだけは若いのだが、「もう1回来たら3振」かも知れない。後遺症が残らなかっただけでも「よし」としよう。私高本はまだまだ「佐伯周子のシューベルト」を聴きたいし、プロデュースしなければならない。D959 も D960 も演奏してないじゃん > 佐伯周子
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師走のオペラ(No.1791)

2010-12-07 22:04:49 | 演奏会案内
今月は「新国立劇場以外のオペラだけ」2本聴く。どちらも「主役ソプラノがメチャ魅力的」なことが共通点。他は正反対かも知れん(爆

12/12(日) 東京オペラプロデュース フランコ・アルファーノ作曲 「シラノ・ド・ベルジュラック」日本初演


12/18(土) 堺シティオペラ ヴェルディ「椿姫」



この2本。お目当ての主役ソプラノは、

大隅智佳子 & 老田裕子



どちらも素晴らしい歌唱力。今から20年のオペラ界を背負ってくれる逸材の可能性極めて大。「シラノ・ド・ベルジュラック」はどんな舞台になるか想像も付かない。「椿姫」はイタリアオペラ「定番中の定番」なので、イタリアオペラファンならばソラで覚えているよな(爆

 実は「岡原慎也以外」で名古屋以西に演奏聴きに出かけるのは生まれて初めて。明日死んでも医者が「そうだろ」というような状態の体なので基本的に関東から出ない。名古屋はなんとか日帰りできるので2回日帰りで聴きに行ったことがあった記憶がおぼろげながらある。「老田裕子のヴィオレッタ」は聞き逃すワケには行かない!(体が大丈夫か? > オレ)
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佐伯周子のシェーンベルク(No.1790)

2010-12-06 20:23:03 | ピアニスト・佐伯周子
恒年行事なのか? ここ3年年末になると、

シェーンベルク : ピアノ組曲作品25 が鳴り響く


私高本は「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 作品47」しか名作と感じていないので、正直「また年の瀬が来た!」ってだけの感じである。年毎に表現が濃くなっていることはわかる。う~ん、名曲なのか?(爆

佐伯周子は「シェーンベルク」とか「グバイドリーナ」とかでも名演ができるピアニスト。との評価を頂いている。私高本がバカなので、よくわからん(爆

「伊福部昭」で絶賛されたピアニストなので、現代モノの「譜読みの深さ」は確かなのだろう。この年になると私高本の老眼が恨めしい(爆
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新国立劇場バレエ「シンデレラ」批評(No.1789)

2010-12-01 23:48:50 | 批評

素晴らしかった さいとう美帆、トレウバエフ、アクリ、堀登、ガルフォース、1番トランペット



 おそらく3年ぶりに バレエ を聴きに(観に?)この秋からバレエ公演に足を運んでいる。私高本は、「基本的に70%音楽を聴いている」ので、音楽的に質の低いバレエ公演には21世紀になってからは1度も当たっていない。コツは、ここだけの話だが

1.「ピアノ曲 または 管弦楽曲」の上手い作曲家の「オリジナル曲」作品以外は決して聴かない
2.オケ予算をケチりそうな団体は聴かない

だけで大丈夫。2001-2007シーズンは結構聴いていたが1回もハズレには当たらなかった。
 ・・・が、「大当たりオペラ」のような感動が来ることはまず無い、のも事実。「感動のダイナミクレンジが狭い」のが、バレエの長所でもあり短所でもある。


 新国立劇場バレエ6回目のプロコフィエフ「シンデレラ」公演だが、私高本はおそらく4回目の所見。前回公演は聴いて(観て)いない。まず新国立劇場の「オペラ」と「バレエ」公演の違いから書こう。
 随分違うのだ。例えば「1階奥のトイレが全部女子トイレ」になるとか(爆)知らないとエラいことになるぞ! 今日は「ペンギンカフェ」とはまた違う雰囲気で

1.1階ロビーで(おそらく)新国立劇場バレエ団の若手が「大道芸」や「マシュマロ売り」をしていた
2,1階ロビーで「ネイルアート」無料体験をしていた

が衝撃的。
 良かったのは冒頭に書いたメンバー。次も期待している。
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