モーツァルトは、「弦楽三重奏曲」は確か K.563 1曲のみしか作曲していなかった、と記憶している。(編曲モノはあるのだが、、、)ベートーヴェン は5曲、シューベルト は2曲。ハイドンは 0 だったと記憶している。この
ハイ、「シューベルト狂 = 私高本」も認めますし、「ベートーヴェン狂」も認めると思います。弦楽四重奏曲だと掴み合いの喧嘩になると思うが(爆
・・・で、「モーツァルトK.563」をメインに「演奏会」を組もう、とすると極めて大きな困難にブチ当たる。プログラミング があまりにも難しいからだ! ベートーヴェン や シューベルト の3重奏と組み合わせるか? モーツァルト の2重奏と組み合わせるか? モーツァルト の編曲モノと組み合わせるか? モーツァルトの弦楽四重奏曲と組み合わせるか?
どれもが一長一短あり、難しい。私高本もこれまで K.563 の演奏会を聴いて来たが、満足したことは1度も無かった。CDでは「アマデウス弦楽四重奏団盤」「ビルスマ盤」の2種類は満足しているので、『実演名演の少ない曲』の烙印を(これまで)捺して来た。だが、
何が良かったのか?
以上が全てである。何時間掛けて舞台に掛けてくれたのだろうか? 信じられない高みに達していた。
本プログラム終演後、(前半の2曲とは全く違う)盛大な拍手の歓迎 + ブラヴォー。最も若い ヴィオラ鈴木康博 の興奮した様は印象的。
前半の 弦楽四重奏曲 K.173 + K.590 について。完全に「プログラムビルディング上の時間調整のためのプログラム」だった。確かに 弦楽三重奏の編曲モノや弦楽二重奏よりは名曲である。藤原浜雄 は「弦楽四重奏曲の名曲中の名曲 = K.387 と K.421」は避けて、選曲した(爆
「知り尽くしているな!」が実感。特に悪い点は無いのだが、『感動に至る』水準では無かった > 前半の弦楽四重奏曲。
第2ヴァイオリン = 鈴木理恵子 も納得しての演奏会だった、と思う。なぜなら
を充分に知っていた、と推定できるからだ。モーツァルト は不思議な作曲家であり、『楽器』によってピークが来る瞬間が違う。「ピアノは K.511」だが、「交響曲は K.551」だし、「弦楽四重奏曲は K.387」であり、「クラリネット曲は K.581」である。弦楽三重奏 は1曲しか無いので K.563 がピークだ!(爆
後継者のベートーヴェン も シューベルト も越せなかった「弦楽三重奏の規範」が K.563 である。この曲の名演を聴かせてくれて本当にありがとう。「藤原浜雄 の大傑作」を読響ソロ・コンサートマスター時代の最後の最後で置いて行ってくれたことに感謝するばかりである。
ウィーン古典派4名全員中、『弦楽三重奏の最高傑作 = モーツァルトK.563』は誰も異論無い!
ハイ、「シューベルト狂 = 私高本」も認めますし、「ベートーヴェン狂」も認めると思います。弦楽四重奏曲だと掴み合いの喧嘩になると思うが(爆
・・・で、「モーツァルトK.563」をメインに「演奏会」を組もう、とすると極めて大きな困難にブチ当たる。プログラミング があまりにも難しいからだ! ベートーヴェン や シューベルト の3重奏と組み合わせるか? モーツァルト の2重奏と組み合わせるか? モーツァルト の編曲モノと組み合わせるか? モーツァルトの弦楽四重奏曲と組み合わせるか?
どれもが一長一短あり、難しい。私高本もこれまで K.563 の演奏会を聴いて来たが、満足したことは1度も無かった。CDでは「アマデウス弦楽四重奏団盤」「ビルスマ盤」の2種類は満足しているので、『実演名演の少ない曲』の烙印を(これまで)捺して来た。だが、
藤原浜雄 + 鈴木康博 + 毛利伯郎 のモーツァルトK.563 を聴いて、「実演」でも名演が聴ける名曲! を産まれて初めて実感した!
何が良かったのか?
アーティキュレーション の切れ(直前の「3大交響曲」の余韻がジンジン伝わってくる!
「声部バランス」の良さ!
内面から湧き出して来るリズム感の躍動
囁きかけるピアニッシモ
以上が全てである。何時間掛けて舞台に掛けてくれたのだろうか? 信じられない高みに達していた。
本プログラム終演後、(前半の2曲とは全く違う)盛大な拍手の歓迎 + ブラヴォー。最も若い ヴィオラ鈴木康博 の興奮した様は印象的。
前半の 弦楽四重奏曲 K.173 + K.590 について。完全に「プログラムビルディング上の時間調整のためのプログラム」だった。確かに 弦楽三重奏の編曲モノや弦楽二重奏よりは名曲である。藤原浜雄 は「弦楽四重奏曲の名曲中の名曲 = K.387 と K.421」は避けて、選曲した(爆
「知り尽くしているな!」が実感。特に悪い点は無いのだが、『感動に至る』水準では無かった > 前半の弦楽四重奏曲。
第2ヴァイオリン = 鈴木理恵子 も納得しての演奏会だった、と思う。なぜなら
2012.03.31 が「藤原浜雄 読響ソロ・コンサートマスター退任」の日であり、直前の記念すべき演奏会!
を充分に知っていた、と推定できるからだ。モーツァルト は不思議な作曲家であり、『楽器』によってピークが来る瞬間が違う。「ピアノは K.511」だが、「交響曲は K.551」だし、「弦楽四重奏曲は K.387」であり、「クラリネット曲は K.581」である。弦楽三重奏 は1曲しか無いので K.563 がピークだ!(爆
後継者のベートーヴェン も シューベルト も越せなかった「弦楽三重奏の規範」が K.563 である。この曲の名演を聴かせてくれて本当にありがとう。「藤原浜雄 の大傑作」を読響ソロ・コンサートマスター時代の最後の最後で置いて行ってくれたことに感謝するばかりである。