連弾ソナタ ホ短調D823 は、長い間「フランス風ディヴェルティメント」と表記されて来た。『第1楽章初版出版の時の題名』が原因である。誤表記では無い。「第1楽章」が「第2&第3楽章」と切り離されて出版されてしまった曲なのである!!!
これが『初出版時の第1楽章の標題』である。
は内容から明白である。他の形式は全く考えられない!
1826.06.17に第1楽章が出版された時に、第2&第3楽章の作曲が完了されていたのかどうかについては、現在も学者の統一見解は無く、新シューベルト全集を読んでもはっきりした見解は掲載されていない。新シューベルト全集の D823 の出版は30年以上も前だから無理ないか???
「第1グランドソナタ」「第2グランドソナタ」が共に「ピアノソロソナタ」だったので、盲点になっている。しかし、この D823 は「第3グランドソナタ」の有力候補の一角を担っているのだ!
『フランス風動機に拠る華やかな行進曲風でしっかりした形式を持つディヴェルティメント』(角野裕・角野玲子訳)
これが『初出版時の第1楽章の標題』である。
しっかりした形式 = ソナタ形式
は内容から明白である。他の形式は全く考えられない!
1826.06.17に第1楽章が出版された時に、第2&第3楽章の作曲が完了されていたのかどうかについては、現在も学者の統一見解は無く、新シューベルト全集を読んでもはっきりした見解は掲載されていない。新シューベルト全集の D823 の出版は30年以上も前だから無理ないか???
「第1グランドソナタ」「第2グランドソナタ」が共に「ピアノソロソナタ」だったので、盲点になっている。しかし、この D823 は「第3グランドソナタ」の有力候補の一角を担っているのだ!