Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

当日券あります(No.2641)

2023-02-28 19:20:12 | ピアニスト・佐伯周子
明日の 佐伯周子シューベルトピアノソナタ全曲演奏会第2回 当日券あります。
18:30 販売開始です。
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シューベルト:ソナタ楽曲舞踏楽章の魅力(No.2640)

2023-02-26 23:29:49 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
シューベルトのソナタ楽曲の魅力の1つが、「舞踏楽章の主部とトリオの対比」である。ベートーヴェン以前の舞踏楽章とは違う。ピアノソナタ ニ長調D850 以降の作品が顕著であるが、その「最初の作品 = ピアノソナタ第2番第2稿 = D277A」である。その後、ピアノソナタD459A/2 などで、再利用したが、多くの人には、ピアノソナタ ニ長調D850 以降の作品の特徴、と思っている。

その発端 = ピアノソナタ第2番第2稿舞踏楽章 = 277A である。初稿 = D279/3 とは違い、主部とトリオの対比が鮮やか。



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佐伯周子 ベーレンライター新シューベルト全集に拠るピアノソナタ全曲演奏会第2回(No.2639)

2023-02-25 23:22:10 | ピアニスト・佐伯周子


当日券あります。
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シューベルトピアノソナタ第2番D279第2稿第3楽章D277Aの魅力(No.2638)

2023-02-24 23:54:49 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
シューベルトピアノソナタ第17番D850 以降のソナタ楽曲 = ピアノソナタ第17番D850、交響曲第8番D944、弦楽四重奏曲第15番D887、ピアノソナタ第18番D894、ピアノ3重奏曲変ホ長調D929、ピアノ3重奏曲変ロ長調D897、弦楽5重奏曲D956、ピアノソナタ第19番D958、ピアノソナタ第20番D959、ピアノソナタ第21番D960 を熟知している人ならば

シューベルト後期ソナタ楽曲スケルツォ楽章のトリオは「テンポを落として、スケルツォ主部のリズム最優先と対比を際立たせる歌謡性」


が顕著。この特徴の発端 = D277A なのである。
ピアノソナタ第2番改訂稿 = D279/1 + D279/2 + D277A + D346 で最も魅力あるのは、第3楽章!
「シューベルト後期ソナタ楽曲のスケルツォ楽章の魅力」が聴こえて来る。この後、ピアノソナタ第17番D850 まで、この手法を再現しなかった。(メヌエット楽章 or スケルツォ楽章無し楽曲も多かった!)
ピアノソナタ第17番D850 で再度表現後は、全ての「ソナタ楽曲スケルツォ楽章」で再現した。おそらくピアノソナタ第2番D279第2稿 =最終稿メヌエットD277A を思い起こしていたことだろう、D850第3楽章作曲時。
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シューベルトD346佐伯周子補筆版(No.2637)

2023-02-22 23:56:05 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
1978年、パウル・バドゥラ=スコダ が、『シューベルト:ピアノソナタ第3巻』をヘンレ社から刊行した。ピアノソナタ第2番第4楽章D346 から、「ピアニストが楽譜を読めば演奏出来る」補筆完成版を呈示した。これが信じられ無い愚作なのだ。D571 や D613 や D615 や D625 や D840 と比べても冗長な補筆完成版であった。ティリモ版もバドゥラ=スコダ版を踏襲しており、極めて冗長。「ピアノソナタ第2番」が人気出ない原因の1つである。人気が出ない原因である><

佐伯周子の補筆完成版は短いぞ、スッキリしている!
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シューベルトピアノソナタ第2番の魅力(No.2636)

2023-02-21 21:51:11 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
毎日、壁越しにシューベルトピアノソナタ第2番&第14番&第20番が響いて来る。第14番&第20番が名曲なことは、シューベルトファンなら誰でも知っている。今日、取り上げるのはピアノソナタ第2番である。

「魔王」などに中断された直後に作曲し直された第3楽章 D277A が素晴らしい!


これに尽きる。第3楽章初稿D277/3 は同じフレーズが繰り返され、第1番改訂版第3楽章 D157/3 の域に達していないが、D277A は初期ソナタメヌエット or スケルツォ楽章でも出来が良い。この組み合わせを聴くことが出来るのは佐伯周子だけ!
ベーレンライター新シューベルト全集第1巻で、D279/1 → D279/2 → D279/3 → D309A を正式発表したからなあ。第2稿に触れていないのは何故? 訳分らん><
ちなみにこの改定第2稿は、「メヌエット」と書かれていない。時間が足りなかったのだろう。
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スタインウェイ 値上げしたのに以前以上に品薄(No.2635)

2023-02-20 23:45:03 | グランドピアノの買い方・選び方
スタインウェイ表参道 に、2022年11月26日、12月16日、2023年2月18日覗った。

  1. 2022.11.26 → S, M, O, A, B, B-spirio
  2. 2022.12.16 → O, A, B, B-spirio
  3. 2023.02.18 → A, B, B-spirio

小型グランドピアノほど「売れている」。S型に至っては半年以上先まで予約済。

インターネット上に「2023.01.01スタインウェイ 値上げ」掲載したのは何と Piano Music Japan が最初!


何故、特約店が価格発表しないのか?
・・・を考え巡らせた。

直営店に展示さえ出来ない S, M, O を特約店出荷するのは無理


が原因だろう。特約店には、A&B は出荷できているのだろうか? 表参道にはあったが。12月16日には、展示品売約済だったので、再入荷はしている。相当売れ行き良いようだ、スタインウェイ。
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スタインウェイ値上げ&品薄(No.2634)

2023-02-19 22:40:15 | グランドピアノの買い方・選び方
スタインウェイは、本年2023年1月1日より下記価格に値上げとなりました。

スタインウェイ価格(税抜き)



  1. B-211 = 17,880,000
  2. A-188 = 15,570,000
  3. O-180 = 14,120,000
  4. M-170 = 13,080,000
  5. S-155 = 12,040,000
  6. K-132 = 6,860,000

思ったより少額の値上げである。
・・・で驚いたことがある。
スタインウェイ&サンズ東京 - 国内唯一の直営店| Steinway & Sons 公式サイト - Steinway & Sons

スタインウェイ&サンズ東京 - 国内唯一の直営店| Steinway & Sons 公式サイト - Steinway & Sons

北青山の直営店「スタインウェイ&サンズ東京」では、多くのモデルをご試弾いただけるだけでなく、限定モデルや、最新の自動演奏ピアノも常時展示。コンサートやセミナーな...

 

写真のようにピアノが陳列されていないのである。
B-spirio 1台、B 1台、A 2台、これだけである。

S, M, O が1台も無い!


訊ねると、上記値段で売れまくっている、とのこと。「S型に至っては半年分以上予約で埋まっているので、展示できるのは秋になることやら次の冬になることやら」
確かに値上げ巾小さいからなあ、、、

183cm未満グランドピアノで最高は スタインウェイS、ハイコストパフォーマンス機種は、スタインウェイ設計 ボストン156PE2。他はアクションが鈍い


これははっきりしている。
床面積の関係で、Sしか置けない人は「絶対にスタインウェイS」になるよな、、、
予算不足だと「ボストン156」だよね、、、
5分の1の価格だしw
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ベーレンライター新シューベルト全集ピアノソナタ第2巻は何故使われないか?(No.2633)

2023-02-15 23:50:37 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
先ほど、佐伯周子から「ベーレンライター新シューベルト全集ピアノソナタ第2巻黄色い本どこ?」と訊ねられた。「出版されていないよ」と即答えた。ベーレンライター新シューベルト全集ピアノ曲全曲演奏完了した佐伯周子でさえ、全貌把握出来ていない><

ベーレンライター新シューベルト全集で「黄色い廉価版」が出版されたことがあるのは、以下の通り

  1. ピアノソナタ第3巻
  2. ピアノソナタ第1巻
  3. 小品集第2巻

全9巻中、わずか3巻だけである><
佐伯周子は「舞曲集第1巻&第2巻」と「小品集1巻」が廉価版出版無しは記憶していたが、「ソナタ第2巻」が出版無しは記憶から飛んでいた。同じベーレンライター社刊行の「新バッハ全集」「新モーツァルト全集」は共に「クラヴィーア曲集全部」廉価版出版とは全く違う。これは無いよな、、、


何故か?

ベーレンライター新シューベルト全集第2巻は、他の巻に比べて間違いが多過ぎる


これが全てでは無いだろうが、「ピアノソナタ第2巻」廉価版は発行されていない。高価版発行されて20年経過して、何も廉価版が(同寸法版 or 縮刷版で)発行されないのは異常事態である。ピアノソナタ第17番二長調D850や佐伯周子が今回弾くピアノソナタ第14番イ短調D784が廉価版無いと、広がらないよな、第16番イ短調D845や第15番ハ長調D840も出版されていないから。
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シューベルト ピアノソナタ第14番イ短調D784(No.2632)

2023-02-12 20:14:23 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
今日の佐伯周子は、D784 の練習の様子。
この曲を「シューベルト最高傑作」とする人は皆無だが、かなり上位に来る。「さすらい人」幻想曲D760 と同じピアノ技巧を有するピアニストが弾く想定なので、相当技巧が必要、1823年2月作曲、カッピ&ディアベリ社に一旦楽譜を渡したが、「シューベルティアーデ友人が出版費用全額負担」を知り、出版停止、その後、ザウアー&ライデスドルフ社を初めとして、楽譜出版社に売り込むが、1828年11月のシューベルトの死まで実現しなかった。3オクターブ以上の跳躍が6回もあるからなあ。当時のピアノは6オクターブだったから、半分以上><

切れが抜群の曲 =ピアノソナタ第14番イ短調D784


全3楽章切れが「さすらい人」幻想曲D760 に比べても抜群。3楽章しかないので、最高傑作とは称されないが、素晴らしい曲である。8分休符が第1楽章から大活躍だな!
第3楽章最後まで。
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シューベルト器楽曲と声楽曲の違い(No.2631)

2023-02-10 15:22:52 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
一昨日=2023.02.08 東京文化会館で「有富萌々子 ヴィオラリサイタル」を聴いた。メインが「シューベルト : アルペジオーネソナタ D821」だから聴きに行った、と思う。聴いていて「特に悪くは無い」のだが、何かピンと来ない。「シューベルト声楽曲」のように響くからである、ヴィオラもピアノも。

アルペジオーネソナタは、「弓で弾くギター」と呼ばれるアルペジオーネの為に作曲された。この1曲以外に遺った曲が無い楽器であるw
現在、アルペジオーネパートは「チェロ」「ヴィオラ」「チェロピッコロ」などで演奏され、ピアノパートは「モダンピアノ」「6オクターブ半フォルテピアノ」「6オクターブフォルテピアノ」「5オクターブフォルテピアノ」などで演奏される。アルペジオーネで演奏したCDもあるのだが、正直「良い音色」では無かった。

シューベルト歌曲は「流れるような滑らかさ」が特徴


ドイツリートの後継者=シューマン・ブラームス・マーラー・ヴォルフ・R.シュトラウス に比べても滑らか、と私高本は感じる。シューベルト3大歌曲集=「美しき水車屋の娘D795」「冬の旅D911」「白鳥の歌D957」どれもが滑らかである。

「さすらい人」幻想曲D760 以降のシューベルト器楽曲は、8分休符でフレーズをはっきりと分ける、が大きな特徴


「さすらい人」幻想曲D760 は歌曲「さすらい人」が第2楽章変奏曲主題を中心に、ベートーヴェン交響曲第5番「運命」を手本にした循環ソナタである。

  1. 第1楽章第1主題
  2. 第1楽章第2主題
  3. 第2楽章変奏曲主題
  4. 第3楽章主要主題
  5. 第3楽章第1副主題
  6. 第4楽章第1主題=第1楽章第1主題

これ全部が歌曲「さすらい人」D531 から派生しており、滑らかである。64分音符で真っ黒な楽譜だが。

第423小節からの第3楽章第2副主題の第432小節3拍目左手が「8分音符 + 8分休符」になってはっきり分けている


16回演奏され、ここを右ペダルで誤魔化すピアニストは多い。聴くに値しない演奏である。「さすらい人」幻想曲以降、ピアノパートだけでなく、アルペジオーネパートなど他の楽器も「分ける」演奏が書かれている。
アルペジオーネソナタD821 第1楽章では展開部の第88小節に拍の裏の裏に 16分休符 で フレーズを分けている。これが流れているのだ。その前の呈示部でも第2主題の第53小節の16分音符4つが「スラー1つ + スタッカート2つ」が4回繰り返される、ハズだが滑らかであった。

今は、佐伯周子シューベルトピアノソナタ全曲演奏会第2回の準備で、ピアノソナタ第20番D959 & 第14番D784 を毎日隣部屋で聴いているので、違和感大であった。
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