素晴らしかった ヴァンスカ指揮ベートーヴェン交響曲全曲演奏会第2回「英雄」
今日11月30日サントリーホールにて。 第2楽章以降が特に素晴らしかった ベートーヴェン「英雄」。6日前の第1回が良かったからか、信じられないほど多くの聴衆が詰めかけていた。(曲目=「英雄」の人気のせいかも知れない。)
旋律の受け渡しの巧さや、ダイナミクスの巾広さ(特にフォルティッシモの爆発!) は心に響く。
来年11月には、第4番,第8番(以上第3回)、第6番(第4回)が発表されているが、今から待ち遠しい。
一昨日「座席は余裕ありそうだ」と言ったのは、先見の明が無かったかも知れない。今日は相当に混んでいた(爆
ベートーヴェンは満喫できたのだが、6日前に比べるとほんの少々「あと1歩」が欲しかった。断定はできないが、おそらく前半の
- カレヴィ・アホ : フルート協奏曲
の『特殊奏法の連続』の影響だろう。特に金管楽器奏者が受けたダメージが大きかったようで、ベートーヴェン「英雄」第1楽章では小さなキズがここあそこで聞こえてしまった。
来年の 第6番「田園」の日の前半も、アホ「トロンボーン協奏曲」になっているが大丈夫だろうか?
日本のオーケストラは、フィンランドのオケほど「アホ作品」に慣れていない。重たい特殊奏法連続の曲は ヴァンスカ + 読響 は避けてほしいモノだ。シベリウスにも、まだまだ隠れた名作はあるのではないだろうか?