Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

お宝さん ボストン156PEII 購入記 1 (No.2724)

2023-08-31 23:48:11 | グランドピアノの買い方・選び方
お宝さんから 2023-04-08 09:53:04 にコメント頂いた。全文掲載する。
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こんにちは
ただいま子供の練習用GPを探しているものです。
保護者の私自身はピアノ演奏はできません。

居住地が飛行機必須の僻地のため試弾がなかなか難しく、おもな情報収入はネットです。(浜松ピアノさんにも資料をいただきました)

実際の比較検討が難しい中、こちらのブログにたまたまたどりつき、お宝にたどり着いたような気持ちで拝読させていだだきました。

実際にあった何人かの店員さんはSK推しで、やはりそこがベストバイなのかと決めかけておりました。しかし、最終の調整があまりなされていないとのことで、驚いております。
(逆に、浜松ピアノさんなどでSKを購入し鉛調整などしていただけば世間の評判のように非常に良いピアノであると考えてよいのでしょうか?)

とはいえ、予算などを考えればもう少し抑えたいものです。(できれば200万円台、中古も視野に入れて100万円台でもよいものがあれば尚良いですね)

こちらの記事にありますように
新品であればボストン156PE、ディアパソン166の三木さん仕上げなどがベストチョイスですか?(ボストンは音量、タッチについては言及されていましたが、それらのピアノのppなど表現の幅はどうですか?)

また、浜松ピアノさんでは、よく調整された、ウエンドルアンドラング、フォイリッヒなども勧められているようですが、高本さまの勧められているようなピアノに比べてどうでしょうか?

ピアノの理想としては
タッチの反応ががよくて、鍵盤が重くなく、音が安っぽくなく複雑で膨よかで、低音は重厚感があり、高音は金属のようなキンキンしないものが良いです。(素人ながら八千代ショールームにて聴き比べ、小型ピアノよりはサイズが大きいもの、C3Xよりエスプレッシーボの方が音が良いと感じました)住宅事情から、最大音量はできればあまりない方が望ましく、しかしながら弱音と強音の幅がしっかりあるものがよいのです。
(こう書いてしまうとすごく贅沢ですね・・・)
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読んで感じたこと。

  1. 予算上限が 299万円、出来れば 100万円台がうれしい


  2. ボストン・ディアパソン・ウェンドル&ラング・フォイリッヒ などが候補


  3. 音色重視


  4. タッチはあまり興味無い(重くなければ良い)




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ナッハドロック(No.2723)

2023-08-19 10:38:01 | グランドピアノの買い方・選び方
「ナッハドロック」google検索すると、トップに出てくるのが
『よく調整されたグランドピアノとは』

『よく調整されたグランドピアノとは』

ピアノユーザーの皆様は良く調整されたグランドピアノの見分け方をご存知ですか?久々に調律師目線による豆知識を伝授します。 今回はこちら、アクションと鍵盤のプレッ…

ペトロフピアノ&チェコを愛する店主ブログ

 

 ペトロフ 輸入元正規代理店4社の1つ=ピアノプレップ社 である。山内敦社長は、有言実行の人であり、私高本 が白金台の店舗に伺って、ペトロフ173 を試弾した際、「鍵盤を押すと、カクンと来るところがありますでしょう?」と声掛けられた。「ナッハドロックですね、揃ってますね」と応えると、驚いていた。ハ長調とロ長調の音階を弾いただけなので、驚いたのだろう。

グランドピアノの最大の特徴 = ナッハドロック = 連打を素早く動作させるためにハンマーがフルサイズまで下がる途中で、再度打弦出来る機構 = エラール社開発「ダブルエスケープメント」


ショパンの時代には既に開発されており、ショパン曰く「疲れている時は、エラールの方が(プレイエルよりも)弾き易い」である。

  1. 同音連打
  2. トリル
  3. トレモロ

などで抜群の効果を発揮する。

ピアノプレップ社販売ペトロフは、ナッハドロック が揃っている


比較対象は「ヤマハSX」「カワイSK」である。

ヤマハSX & カワイSK はナッハドロックが揃っていない


あぁ、鍵盤鉛調整 もしてません><

純ヨーロッパ製ヨーロピアンピアノで最安値 = ペトロフ


ヤマハCFシリーズより、廉いです。ヤマハSX & カワイSK より少し高いです。本当に弾き易いピアノ = ピアノプレップ社ペトロフ。
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N響C定期、今期も4月エッシェンバッハ「ブルックナー7番」以外はガラガラの予感(No.2722)

2023-08-08 23:39:11 | 演奏会案内
休憩無し60-80分プログラムのN響C定期。同じNHKホールのA定期よりも「安いのに人気ガタ落ち」である。9月からのプログラムビルディング見ると、2024年4月の エッシェンバッハ指揮「ブルックナー7番」だけが人気あり、他はガラガラ、と思われる。9回で1回だけか、、、

N響43年勤務の最長老演奏家が「C定期に2曲、初の演奏」とのこと。「時間が最優先」で「クラシック初心者が聴きたい」の視点皆無である。

9月C定期から出来る限り、批評して行く。
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N響ウェルカム・コンサート2023.08.03批評(No.2721)

2023-08-03 23:13:00 | 批評

60-80分の「N響C定期」を大巾に時間越えしたウェルカム・コンサート


  NHKホール全席N響定期会員は1200円、のウェルカム・コンサート。25才以下は全席500円。サントリーホールのB定期は毎回全席売り切れなので、NHKホールのA定期とC定期増員のための演奏会である。センターブロックは1~3階ほぼ完売であり、N響ファンの「センター好み」は圧倒的である。私高本 は、「チケット売り出し競争」に負けて、センターブロック弾かれた座席になってしまったw

チケット売り場に1人も来なかったウェルカム・コンサート


  普段9800円とかで販売している座席を1200円(定期会員)とか500円(25才以下)とかで販売するウェルカム・コンサート。休憩無し。チラシに大々的に「75分でいいとこどり」が掲載されたが、上演時間は85分越えだった。熊倉の棒が遅かった曲は(知っている曲では)皆無だったので、制作部の意向だろう。指揮者・コンサートマスター・協奏曲ソリスト・N響在籍43年最長者 は理解できるが、ホルンやコントラバスのトゥッティを出すのはいかがなものか?(話もつまらなかった)

◎NHKホールの C定期&A定期 を1枚でも多く売る が目的。「特設売り場を設置」するも1人も来なかった

ので、成果は薄かった。
N響在籍43年最長者発言に、「N響生活43年で初めて演奏する曲が2曲」と言っていた(ニルセン「イスファハンの市場」、イベール「バレンシア」)が、その2曲を終盤に並べたプログラムビルディングが聴いた味わいを薄くした原因。更に言えば最終曲レスピーギ「「ローマの祭」から主顕祭」もパイプオルガン+ピアノ+10人打楽器奏者で喧しい曲だが、レスピーギなら「ローマの松」の方が聴き映えする。

全8曲で「鳴り」が良かったのは、チャイコフスキー「眠りの森の美女」とワーグナー「ワルキューレ」


パイプオルガンも無いし、打楽器も少ないが、「オーケストレーションの巧み」は圧倒的だった。選曲と配列に大問題のあった「ウェルカム・コンサート」になってしまった。
熊倉優とN響メンバーは力いっぱい演奏したが、空回りになってしまった演奏会だった。


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