圧倒的な説得力を持っていた イェーツ指揮「プロコフィエフ:シンデレラ」
この公演の「最大の立役者 = 指揮者イェーツ」である。
現在の新国立劇場バレエ = 米沢唯 & 小野絢子 が「売り」のバレエ団
であり、今後、「ラ・バヤデール」「こうもり」「白鳥の湖」でそれぞれ海外男性トップバレリーナと組んで「初日公演」を踏むことが決定していることからも明らかである。
私高本もここ数年は「米沢唯 or 小野絢子」の公演を目指して、新国立劇場バレエを聴いている。この日は、これまでの 米沢唯 のバレエで最高の出来だった。バンザイ!!!
原動力となったのは イェーツ指揮東京フィルハーモニー交響楽団の演奏の充実!
である。終演後も イェーツ指揮 には、米沢唯 に次いで「ブラヴォー」が浴びせられていたが、これは 新国立劇場バレエ では異様。男性バレリーナは、「悪くは無い。だが 米沢唯 の域には達していない」踊り。原因は 猫頭ヒョーロンカ=私高本 では詳述出来ない><
バレエで「3管編成」と言う巨大な音響を要求される 「プロコフィエフ:シンデレラ」はオーケストラ演奏が難しい曲。前回までの「新国立劇場:プロコフィエフ:シンデレラ」はリズム感は間違い無く良かったのだが、
イェーツ指揮 を聴いた後では、旋律線を歌う箇所での歌い込み が圧倒的にイェーツ指揮が説得力がある
であった。第1ヴァイオリン と 首席クラリネット奏者に「おいしいが、外すと目立つ旋律線」が多く出てくるのだが、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏も素晴らしかった。
プロコフィエフ:シンデレラ の「音楽ファン」の方には是非聴き逃して欲しくない公演!
である。ここだけの話だが
新国立劇場で「雨宿り席」になっている席(1階&2階&3階にある)や1階後方の直接音が聴こえ難い席よりも、4階席の方が(マイク&スピーカを使わない)バレエ公演では『音響だけははっきり上』
を明言する。4階席は舞台は遠いぞ(爆
だが、Z席なら 1620円、D席なら 3240円。新国立劇場オペラに比べて何て安いんだ???