Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

スタインウェイ2024.01.01値上げ(No.2791)

2023-12-25 11:22:22 | グランドピアノの買い方・選び方
ここ数年続いている

新年 スタインウェイ 値上げ が2024年も続行


 値上げ巾は未定。現行価格で購入したい人は、年内決済すること。12月28日までスタインウェイジャパンは営業する。スタインウェイ購入希望者は急げ!!!
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新国立劇場「くるみ割り人形」2023.12.23昼&夜&24昼公演批評(No.2790)

2023-12-24 23:55:17 | 批評

2ヶ月足らずで大変身を遂げた 池田理沙子、休場から11ヶ月で十全に復活した 木村優里、名演続行中の新プリンシパル昇格の 柴山沙帆+速水渉吾


  イーグリング版「くるみ割り人形」は、新国立劇場バレエの財産である。2017年初演以来、毎年上演されている。私高本も「年1回」以上は鑑賞させて貰っている。前回は、「新プリンシパル昇格の木村と渡邊組」を2回観ただけだった。ペア初日と楽日(木村3日目)、楽日に木村プリンシパルがケガして、その後9月出場しなかったのである(涙
 木村復帰の「ドン・キホーテ」初日のキトリを観た(10/21夜)。硬かった。2日目を観たい、とは感じなかった。
 「ドン・キホーテ」は主役全5キャスト観た。新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」2023.10 全5キャスト批評(No.2773) - Piano Music Japan 結果は、リンク先をご覧下さい。


  23日昼、池田奥村組。正直、「ドン・キホーテ」の出来からあまり期待せず、Z席(4-1-56)で聴いた。バレエZ席右側では 4-2-57 の次に「見切りが少ない席」であるが、少女クララの寝室がベッドまでしか見えない。2回目登場時、ネズミ王様が半分以上のシーンが見えない><
 イーグリング版「くるみ割り人形」は、見切り席(C,D,Z席)は左側にしましょうwww
  池田登場。これまでと全く違った。手がスラッと伸び、優雅に大きく見える。これまでの池田とは別人である。女性プリンシパル4名に肩を並べるダンサーの誕生である。奥村のフォローが支えになっている、と見えた。組むことが圧倒的に多く、理解し合えているのだろう。

 23日夜、木村渡邊組。木村は「ドン・キホーテ」の硬さが取れて、前回「くるみ割り人形」初日のようなしなやかさが蘇った。前回は「45時間間隔公演」と言う無茶ぶりを食らい、転倒 → 骨折してしまった 木村優里 だが、骨折以前に戻っている。

 24日昼、柴山速水組。今期プリンシパル昇格の両者、昇り調子の2人である。回転のスピードが最高だ、2人共。速水 と 廣川 ペアはどこまで踊ってくれるのだろうか? 楽しみである。勿論、観る。


  脇役陣。

  「花のワルツソロ」。23日昼の 中島春菜 + 吉田朱里 が圧倒的に素晴らしい。この組、昨年から組んでいたのだが、観ていなかった><

  「スペインの踊り」23日夜 & 24日昼、花形 + 山本涼杏 + 仲村啓 が、「これがイーグリングの意図か!」と思わせる名演。

  「ロシアの踊り」は、24日昼の 上中佑樹 が素晴らしかった。

  「蝶々」は24日昼、池田理沙子 が、これまで通り、他を引き離しての説得力。特に難しい踊りは無いように見えるのだが、池田は説得力がある。

  「花のワルツソロ」は上記通り、中島春菜 + 吉田朱里 組が素晴らしい。渡邊拓朗 + 仲村啓 のサポートも良いのだろう。


 ツートップ公演はこれから観る。廣川主役デビューは必ず観る。抑えてある。楽しみである。ツートップ批評も必ず掲載します。どの日になるかは不明ですがwww
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NHK交響楽団2023.12.22「第9」初日批評(No.2789)

2023-12-22 23:56:19 | 批評

「骨太な第9」を目指し実現した 下野竜也指揮「N響第9」


  ベートーヴェン「第9」はベートーヴェン交響曲の集大成であり、「合唱+声楽ソリスト4名」を加えた異色の作品であり、この後、メンデルスゾーン交響曲第2番やマーラー交響曲第2番「復活」やショスタコーヴィチ交響曲第2番などが産まれた。
 ベートーヴェンを尊敬した「交響曲作曲家」でも、シューベルト・シューマン・ブルックナー・ブラームスなどは、声楽を加えなかった。純器楽で突き進んだのである。
  器楽曲の集大成=交響曲に「声楽を加える → 色彩感を増やす → 多様性を広げる」である。これまでのベートーヴェン「第9」演奏は、「色彩感を増やす」方向であり、「下野竜也指揮読売日本交響楽団第9」も同じ方向だった。何年前だったろうか?
  指揮者は「変わる」のである。


「骨太にする」にはどうすればいいのか? → 同じニ短調 の ピアノソナタ第17番「テンペスト」のようにピアノ音で埋め尽くす


  これである!

  下野竜也はこれを実行した。

第1楽章から、「弦楽器を主体に、管楽器は 音色が心地良い範囲内で吹く で抑えて演奏」を徹底


したのである。
 これは、聴き手の好みが大きく分かれるので、第1楽章で離席した人もいれば、終曲後「ブラヴォーの嵐」になったように支持者も多い。私高本は支持する。

  1. オケ = 16型。コントラファゴット奏者は第1楽章からファゴットトラ + オーボエトラ。ピッコロ奏者はトラで一切吹かず。
  2. 女声 52名 + 男声 44名

  新国立劇場合唱団1軍大半が残っていた + 二期会や藤原歌劇団合唱部メンバー と思われる。合唱登場以降も「弦楽器主体」は変わらず、トロンボーン や ホルン の「音程支え」は「最も美しい音色の範囲内だけ」であった。(私高本座席では聴こえない箇所もあり)

 初日も「マイク&カメラ」は配置されていたが、1階正面+パイプオルガン席+向かい+舞台下手の人無し」の4台だけ。明日にライブで放送するとのこと。大晦日の放送も多分明日収録だろう。トランペット(2番?)は明日はコケないようにwww

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NHK交響楽団第2000回定期公演2023.12.16&17マーラー「千人」批評(No.2788)

2023-12-21 23:59:18 | 批評

圧倒的名演となった2日目のルイージ指揮マーラー「千人」


  2023.09-2024.06 NHK交響楽団定期公演の演目・指揮者・スケジュール発表になった時、「ブロムシュテットのブルックナー第5番」と「ルイージのマーラー千人」のどちらかが『人気ナンバーワン』になることは容易に予想出来た。両公演共に、両日発売初日に購入した。ブロムシュテットは来日中止になったので、「ルイージ指揮千人が最人気の可能性が極めて大」と思い、NHKホールに向かった次第である。

  1. 16型オケ アシスタント無し
  2. 合唱 女声66 男声53 児童63。中央手前がソプラノ、中央奥がテノール、両脇最手前が張り出した形で児童合唱、両脇ソプラノ横がアルト、両脇奥がバス
  3. バンダ 2階R10 1 - 12 の後ろでトロンボーンが内側、トランペットが外側



 初日16日は、ソリスト+合唱は出だしから良かったのだが、オーケストラが「第1部展開部開始からのオーケストラだけの箇所が響かなかったり、第1部コーダで音が割れたり」した。第2部は安定して素晴らしかったのだが。
 2日目17日は、第1部から快調、前日とは別モノ。第1部展開部~コーダ が彫り深く鳴り響いた。

ルイージ指揮声楽陣の扱いは、首席指揮者就任記念の ヴェルディ:レクイエム 以上の仕上がり


 次の声楽付き作品のN響定期が楽しみになってきた。

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スタインウェイS 1年ぶり以上で スタインウェイ表参道に登場(No.2787)

2023-12-16 23:36:21 | グランドピアノの買い方・選び方
本日スタインウェイ表参道店にスタインウェイS が1年ぶり以上に陳列されていた。「売約済」札は掛かっていなかったので、試弾可能。

183cm未満グランドピアノで世界最高機種=スタインウェイS


なので、

懐に余裕の無い方でも、183cm未満グランドピアノ購入予定者は スタインウェイS 試弾しておくことをお薦めする


いつまで店頭にあるかは誰も判らない><

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読売日本交響楽団「第9」2023.12.15批評(No.2786)

2023-12-15 23:50:58 | 批評

オリジナル奏法で「軽快な第9」を表出した デ・フリート指揮


  新国立劇場大ホール = 新国立劇場オペラバレス は、年末になるとバレエ「くるみ割り人形」にホールを占拠される。日本最高のプロ合唱団として、新国立劇場合唱団は、読響・N響・東フィル・都響の「第9」「千人」に登場する2023年末。その初日(w)の本日、読売日本交響楽団「第9」初日を聴いた。


  オリジナル楽器奏法をモダン楽器オーケストラに適用して、人気を取っている指揮者 = デ・フリート が指揮する読響「第9」初日、聴いた。
  12型の弦、ピッコロとコントラファゴットとトロンボーンと合唱団とソリストは冒頭から座らせる。ピッコロ奏者とコントラファゴット奏者には第1楽章からトラを吹かせる。(フルートとファゴット)


  テンポは速い。第3楽章はアダージオで開始されるが、1回目のアンダンテを経て、アダージオに戻っても「アンダンテのママ」である。

12型、S17 : A16 : T13 : B14 トラはフルートとファゴットだけ。

終演後は「ブラヴォー」が掛けられたが、「音圧不足」もあり、早々退去の人も多数、好き嫌いが大きく分かれた公演


となった。

合唱指揮者 = 三澤洋史 だった
新国立劇場合唱団首席指揮者である。

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新国立劇場合唱団2023.11.15シモン・ボッカネグラ,11.18復活,12.06こうもり批評(No.2785)

2023-12-14 11:43:10 | 批評
1996年末、ベートーヴェン「第9」は「餅代稼ぎ」の曲だった。今から27年前である。私高本が初めてギャラを貰ったのが、月刊「音楽現代」1997年3月号に掲載された「1996年末第9」特集であった。
「餅代稼ぎ」なので、合唱団に支払うギャラは最小限に留めたい。プロ合唱団を雇えば、支払いが増える。大学合唱団ならば、交渉次第ではタダ or 合唱団からオケへ支払い が可能である。


  2023年末、

新国立劇場合唱団が、N響・読響・都響・東フィル「第9」&N響「千人」出演!


 新国立劇場オペラで合唱団員最大演目は、多分ヴェルディ「アイーダ」と思うが、4オケ「第9」分よりは少ない。同日同時刻公演もあるからなあwww
  何を基準に「第9」を選べば良いのかを参考になれば、幸いである。


  あくまで「新国立劇場合唱団」の出来について結論から書く。

  1. 2023.11.18 井上道義指揮読売日本交響楽団「マーラー:復活」 三澤洋史合唱指揮 2軍メンバー

  2. 2023.11.15パトリック・ハーン指揮新国立劇場「J.シュトラウス二世:こうもり」 三澤洋史合唱指揮 1軍メンバー

  3. 2023.12.06大野和士指揮新国立劇場「ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ」 冨平恭平合唱指揮 1軍メンバー


  上記「1軍メンバー」「2軍メンバー」は間違い無い。「復活」と「シモン・ボッカネグラ」は日程が折り重なっており、当然ながら新国立劇場オペラに1軍メンバーを出演させている。「復活」には、年老いて演技が若い頃ほど出来なくなった「OB」が主体であった。「復活」は演技不要なので出演出来るw

 ・・・で、結果は上記通り、2軍メンバー「復活」が圧倒的名演。終曲が印象深いのが主な原因だが、ダイナミクスレンジが圧倒的に大きかった。無伴奏ピアニッシモも「ここまで囁かすのか!」と言うピアニッシモ。

 2番目が「こうもり」。ハーン指揮は「伴奏型」に徹しており、外来主役陣も女性ソプラノ2人は声量あるのだが、男性陣とアルトは初演の時と比べると、大巾にスケールダウン><
 合唱団をフルヴォイスで歌わせたのは第2幕冒頭合唱曲だけで、ソリストと同時の箇所は抑え目に歌わせたが、効果は抜群だった。

 3番目が「シモン・ボッカネグラ」。合唱団は這いつくばって登場させられ、歌い難いこと! 演出に音楽が妨害された悪いオーディ演出だが、オーディ招聘を決めたのは 大野芸術監督自身。


  尚、公演自体の出来について書く。

  1. 2023.11.18 井上道義指揮読売日本交響楽団「マーラー:復活」 三澤洋史合唱指揮 2軍メンバー

  2. 2023.11.15パトリック・ハーン指揮新国立劇場「J.シュトラウス二世:こうもり」 三澤洋史合唱指揮 1軍メンバー

  3. 2023.12.06大野和士指揮新国立劇場「ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ」 冨平恭平合唱指揮 1軍メンバー


 全く同じである。

合唱団メンバーが1軍 or 2軍 よりも、本番指揮者の指揮の力が大切

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N響12月16日マーラー「千人」1回券復活(No.2784)

2023-12-12 11:06:24 | 演奏会案内
私高本予言通り、1回券本日より復活!

NHK交響楽団 定期公演A-1(土)NHKホール【1回券】 ◎一般発売 | WEBチケットN響[クラシック オーケストラのチケット購入・予約]

16日土曜のみ、S・B・D 若干復活


日曜は会員券で売りつくした模様。
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推薦ピアノに フォイリッヒ198 追加(No.2783)

2023-12-05 23:51:35 | グランドピアノの買い方・選び方
中級価格ピアノの推薦ピアノは3機種だった。本日、1機種追加して4機種にする。


中級価格ピアノは、ヤマハC3 を巡って展開している。シフラ が「自宅ピアノ」に購入したピアノである。

  1. ヤマハC3X 250万円
  2. ボストン156PEII 245万円
  3. フォイリッヒ198 240万円
  4. カワイ SK2  275万円

ボストンとフォイリッヒは、「C3未満価格」に設定。カワイは1割高いが、「カワイは値引きが常態化」が業界では著名なので、1割値引きすれば ヤマハC3 未満になる。

ヤマハC3 が「中級価格ピアノ」の全てを支配している


  250万円(税別)を用意出来るか? 出来ないか?

出来ないと、スカな ヤマハGB1K とか カワイ GL10 とかになってしまう><

  これだけは、絶対避けたい><

フォイリッヒ198 を 推薦ピアノに追加


  2024年には、岡山市浜松ピアノ店に展示されると、予想する。

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反田恭平 2023.10.14 奈良東大寺公演では スタインウェイ D 使用(No.2782)

2023-12-03 23:40:11 | グランドピアノの買い方・選び方
凄い雨天だった ← 10月14日の奈良。
コンサートツアー用に購入した スタインウェイ B ではなく、スタインウェイ D 使用だった。曲は ショパン「アンダンテスピナートと大ポロネーズ」作品22 だった。湿度100%の演奏。キツかったでしょう><

東大寺がスタインウェイD を所有しているかは不明。湿度100%はキツ過ぎ><
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NHK交響楽団第1998回定期公演2023.12.02批評(No.2781)

2023-12-02 23:58:52 | 批評

N響C定期の「コツ」を習得した 首席指揮者=ルイージ


  これまで、C定期で「迷演」を続けて来た 首席指揮者=ルイージ が初めて「C定期で名演」を聴かせてくれた。ベルリオーズ:幻想交響曲である。ダイナミクス巾が限り無く大きく、テンポ変化も自由自在。これは「N響アワー」で(前日の演奏が)放映されるので、確認して欲しい。
  頭の フンパーディンク は「そこそこ」の演奏だった N響首席指揮者=ルイージ だが、メインの ベルリオーズ:幻想交響曲 では、圧倒的な名演を披露してくれた。
  ダイナミクス巾は広いし、テンポ巾も絶大。特に、第4楽章「断頭台への行進」から第5楽章「サバトの夜の夢」の狂い様は圧巻だった。


  首席指揮者=ルイージ は、「親しみ易いN響C定期」の主旨を初めて理解した。これまでも マーラー交響曲第5番 や ショスタコーヴィチ交響曲第4番 などで、名演を披露した指揮者がおり、その2曲よりも短い ベルリオーズ「幻想交響曲」をメインに置いた。前プロはフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲、これはそこそこの演奏だった。メインだけに集中して練習を重ねたことは明らか。
  短い曲に集中すれば、「濃い演奏」が可能。ルイージ の次回N響C定期も メンデルスゾーン交響曲第5番「宗教改革」メイン。前プロがメンデルスゾーン劇音楽「真夏の夜の夢」から抜粋。同じ作曲家の作品であり、今回以上の名演を期待する。


  来期以降の N響C定期は、今回のルイージ指揮のようなプログラムが模範となり、人気曲がメイン + 前プロ が多く登場するだろう。

  1. シューベルト「未完成」交響曲 + 劇音楽「ロザムンデ」から抜粋
  2. グリーグ ピアノ協奏曲 + 劇音楽「ペールギュント」から抜粋

など、人気曲でプログラムが増えることだろう。
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