Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

ピアノ 小改造 その1(No.2568)

2022-04-16 01:11:58 | グランドピアノの買い方・選び方

ピアノ 小改造 その1


ヤマハC7LA-XPがやって来た。注文してから半年。2007年内には届いた。調律を宮崎さんに依頼したが「コンピュータが全く分からないから、コンピュータに最も詳しい調律師を担当させます」と言われた。調律師が我が家に来た。真っ先にコンピュータを設定したいようだが、鍵盤深さ、重さ、音色揃えなど「アナログを揃えるのが先」と私高本 が言うと、渋々取り掛かった。まず音色に取り掛かったが、「これで大丈夫です」と言う。「音が硬いから、上大岡店のC7LAのようにして欲しい」と言っても「?」と言って何もしない。鍵盤の深さも全白鍵を押すと、ムラがある。「本当に調律師なの?」って、カワイ仙台店の調律師と同じ、を思い出した。速攻で宮崎副社長に電話、状況説明した。「1回私宮崎がお伺いします。コンピュータ設定は出来ませんが」とのこと、来た調律師に電話を代わり帰ってもらった。翌日か翌々日に宮崎副社長が来訪、深さ、重さを数鍵盤測り、「鉛だけ実費負担下さい」とのこと、「OK」すると、数鍵盤針刺しをして佐伯周子に弾いてもらう。「OK」が出たら、宮崎副社長が会社に電話。「コンサートチューナーを寄こします。コンピュータ初めてなので、時間食うと思いますが、必ず仕上げます」との約束を頂いた。翌日か翌々日朝、大谷課長が来訪。「横浜みなとみらいホールのコンサートチューナー」とのことで、「えっ? みなとみらいホールにヤマハありましたっけ?」と問い返すと「スタインウェイDを納品し、担当してます」とのことだった。スタインウェイ特約店以外も納品することを初めて知った。2007年当時も2022年現在も「神奈川県トップのクラシックホール = 横浜みなとみらいホール」であるから、ヤマハ横浜店の「看板調律師」である。「宮崎が整音したのはここですね!」とパラパラと弾いて即当てる。88鍵同じ方向で作ります、と安心の言葉。「重さは時間が掛かりますが揃えます。ヤマハの基準重さで良いですか?」とのことなので、「CF に合わせて下さい」と言った。ミケランジェリやリヒテルやグールドが良いと言った重さにするのが良い! 鉛は1箱購入した(箱単位で売る)が安かった。結構使ったぞ!

ヤマハC7LA-XP も出荷時に重量調整していない。カワイKG6C と全く同じ。但しヤマハは鉛実費で対応する。カワイは出来ない


この技術の差は大きい。だが「セミコンサートグランドピアノ は、ヤマハもカワイも重量調整しないで出荷している事実」は皆さん知っているのだろうか? ヤマハのセミコンサートグランドピアノは現行機種で C7X だけ、カワイのセミコンサートグランドピアノは現行機種で GX7 と SK7。どうなっているのだろう?
納調で小改造をしてしまった。
昨日ヤマハ S3 と C3Xespressivo について、「音色とは無関係の工程」と言ったのはこの件である。「プレミアムピアノ = S3」は出荷前重量調整をしているだろう、と推察、C3Xespressivo は出荷前重量調整をしていないだろう、と型番から推察したのである。これ時間が掛かるし、「音には全く関係しない」ので、調律師は好きではしないwww
「アナログピアノ整調整音」だけで1日以上、その後コンピュータ関係で「携帯電話の充電が不足するほど浜松だか掛川だか品川だかと連絡取って整備」して「納調」は無事終わった。技術力を総結集させてくれた ヤマハ横浜店 には感謝するばかりである。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヤマハ基準のラインナップ構... | トップ | コンサートチューナーからピ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

グランドピアノの買い方・選び方」カテゴリの最新記事