Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

レンナーハンマー ヤマハ(No.2594)

2022-10-09 23:27:05 | グランドピアノの買い方・選び方
レンナージャパンのヤマハがこれ。レンナージャパン株式会社 カタログ
レンナージャパンが最も力を入れている2ブランドの1つである。


  1. CS・CF
  2. C6・C7
  3. C3・C5・S4
  4. C1・C2・G1・G2・G3

と、スタインウェイより1つ多い4段階構成。1967年、ヤマハ CF & C3 発売開始時には、このラインアップだった、と推測。尚、A1以下の小さい(=安い)ピアノはハンマー交換してまで使い続ける人が居ない、がレンナー社判断。作っていない。
現行機種GB1K はアンダーフェルト無いことを、ハイルンピアノ取り扱い販売店が揶揄してたからなあ。カネは掛けない。



  1. CF(1967) が基準 → スタインウェイD が手本
  2. C7(1967) が基準 → スタインウェイD を手本に廉価製造
  3. C3(1967) が基準 → スタインウェイA を手本に廉価製造
  4. G2(1954) が基準 → ボールドウィン学校用廉価グランドピアノBP178 が手本と思われるhttp://www.baldwinpiano.com/grand-landing-page.html

上記4機種が「最初に製造された機種」だからである。C7 は スタインウェイC と同じサイズだが、CFハンマーと同等品には仕上げなかった。「廉く作られた」のである。C3 も同じく廉価版。価格が「ボールドウィンよりはチョット高級品程度」の設定が原因。響板が G7, G3 と同一である。高級品にはならない。アクションはCF水準なのだが。但し

C3用ハンマー は S, SX にも使用


の質であり、響板さえ一定水準にすれば、2ランク上まで使えるのである。レンナー社分析の通り。
ボールドウィン は、スタインウェイ と同じく型番変更しない会社であり、1954年はおそらく BP210, BP190,BP178 の3機種だけであり、韓国 サミック&ユンチャン がアメリカ市場(と日本市場)を荒らした時に、徐々に小さく = 廉く BP162 → BP152 → BP148 発売して行ったのである。究極に廉く製造するため、全量 中国香港パーソンズピアノ製造サード・ラインになって久しい。


レンナーハンマー ヤマハ は、ヤマハ純正ハンマーと同等品か? 上等品か?


ヤマハは世界第2位のピアノメーカーであり、ハンマーを自社製造している。ヤマハよりも多量のハンマー製造しているのは、中国パールリバー社だけである。レンナー社が「ヤマハ用ハンマー」製造量はヤマハの10分の1 未満だろう。100分の1 未満かも知れない。工業製品は「多量に製造するほど廉く出来る」が大原則。ヤマハよりも安く製造することは無理なのだ。
だが、レンナージャパンは、「ヤマハ用ハンマー」は主力商品である。なぜか?

「上等品」の可能性が高い。「ヤマハ純正ハンマー」は新品時は良好。だが、やすりがけすると、いきなり「音が痩せる」。私高本は、ヤマハC7LA-XP をハンマー削りする前に佐伯周子友人に譲ったので、真偽は判らない。新品は「ヤマハS」にも使用するほどの良好な音であった。響板良かったし > C7LA-XP

ピアノ技術者の間では「ヤマハハンマーは削るとヤバい」が共通認識の可能性が高い。すると「レンナージャパンから割高な、しかし高品質なヤマハ用ハンマー購入して取り付け」になる。
実際はどうなのでしょうか?
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