Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

クルムベーアという菓子

2019-03-07 | 料理
ジャガイモ型のドーナツである。プファルツの言葉でグルムベーアと呼ぶ。カトッフェルと平地ドイツ語では呼ばれるものだ。要するに腐葉土のベリーである。如何にも輸入植物らしく、無理やり従来の概念に押し込んだような呼び方だ。

時間が無い。もう少しシェーンベルクをお勉強したいが、中々時間が取れない。お勉強と言えばグラーツの音楽監督のオスカーナ・リニヴがいつも城の公園に出かけて野外で総譜を広げていると書いてある。そして次のシーズンで辞めるらしい。2016年からだから四年も経っているのだが、延長することなしにフリーランサーになるという。先立てはデュッセルドルフかどこかで振っていたようだが、あの程度の管弦楽団を振っているようでは、フリーでどれほどのオファーが来るのか見当がつかない。サウスポール世界初演からそんなに経ったのだと思った。旅行も好きで、故郷のレムブルクに帰っても飛び回るには関係ないと言っている。本当にそうならば、皆仕事を待って、ヴィーンやベルリンやミュンヘンに住んでいる音楽家はあまりいないということになるだろう。代打のチャンスを掴もうと思えばやはり近いところにいる方がいい。日本の楽団もチャンスではないか。以前はアマチュア―の楽団を日本で振ったというが、今度はペトレンコの元アシスタントだけでなく、前グラーツの音楽監督である。

音楽の世界では来年度つまり2019年秋からのプログラムが徐々に出てきている。大抵大物の劇場や楽団などはトリとなる。それでもミュンヘンの歌劇場は3月17日に放送とともにその全容が明らかになる。こちらの都合もあるので、色々と予測をするのだが、全く内部情報が入らないので、予想の域を超えない。それでもひとつヒントを見つけた。サイトに書いてあった。

2019/2010年シーズンのテーマは、Kill your Darlingsということで、痴情ドラマを展開する多くのオペラにおいては月並みかもしれない。しかし、こちらもロシアものと見当をつけていれば幾らか絞れるか。それでも一番の関心事である「トリスタン」はいつ上演されるかとなると、敢えて言えば、必ずしも当てはまらないこともない。

「トリスタン」が上演されるとすれば話題性も含めて重点ともなるので、それがこのモットーに当たらなければおかしいだろう。確かにマルケ王が失うのはトリスタンだけでなくイゾルデであり、そこからすれば二人を殺してしまったといってもおかしくない。となるとマルケ王が主役である。トリスタンはヨーナス・カウフマン、イゾルテにアニヤ・カムペと来てツァペンフェルトしか思い浮かばない。そのスケデュールを見ると6月1日のドレスデンの最終日以降空いている。ミリンクでもあり得るか。

そしてこの秋にはロシアものを期待しているが、このモットーに「マゼッパ」が似合うのかどうか。正直判断を下せない。そのように考えるとなんでも当たりそうで、堂々巡りをするばかりである。



参照:
肌理の粗いザラザラ感 2019-03-02 | 暦
定まるテムポの形式感 2017-09-04 | 音

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