Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ミュンヘンはこうありたい

2020-05-07 | 文化一般
目覚ましをして仮睡眠をとった。零時過ぎからの放送を録画したかったからだ。オンデマンドにもなることは分かっていたが、先ずは確保しておきたかった。モーツァルトフェストの関連で初放送日時を偶々キャッチしたからだ。オンデマンドと比較してどれほどの価値があるかどうかは分からないが、来月行く予定だったザールでの音響とか公演の可能性も見たかった。

なによりも指揮者のラファエル・クーベリックは生では聴けなかったのが最も残念な指揮者で、その後のコリン・デーヴィス指揮の時には今と異なって遅れてからでは到底入場券が手に入らなかった。

そして今回MP4でなくて生放送で聴いてみるとやはりクーベリック指揮はよい。楽団自体は今もあまり程度は変わらないと思う。寧ろソロなどは今の方がいいのだろうが、当時は珍しかった独伝統的配置とその音楽性の鄙びた感じがとても良い。カラヤンが新フィルハーモニーの様式を音響的にも確立していた一方、座付楽団ではなくてこうした立派な交響楽団が存在したのである。当時はこの楽団が現在とは比較にならないほど存在価値があったのを再確認した。その前のオイゲン・ヨッフム指揮の時代はあまり知らないが、この時期にあのヘラクレスザールで聴いてみたかった。

コロナ騒動で更に時間が掛かりそうだが、こうしたベルリンのプロシア風とは異なる特徴をもう一度表面に出そうとすれば、どれほど素晴らしい現代ものをユロスキーなどが指揮しても、鄙びた感じは中々出て来ないと思う。そこでやはり期待したいのはオクサーナ・リヴィヴだろうか。幸いなことに新しいザールはシューボックスタイプになるようで音響を追求できる。少なくともベルリンが新ホールを作るまでは音楽芸術的にとても有利になるかもしれない。

先週ダ―ルマイヤーのコーヒーを安売りで購入した。素手のいつものプロドーモが売り切れていて、その人気の程が窺えた。それ以外は購入進心算も無かったのだが、ノンカフェインでないナテューアミルトというのがあって、飲んでみようと思った。アラビカ100%で弱ければアメリカンにしようかとも思った。しかし実際に開けてみると香りがより軽やかで悪くないと思った。実際に飲んでみるとミルクで割ってもそれほど薄くはならない。それどころか本店のカフェーでのそれに近い。それは丁度この二つの間ぐらいだ。分厚さはないのだが、中々品がよい趣のあるコーヒーで、ミュンヘンのものがはこうありたい。



参照:
二晩続けの寝不足で昼寝 2013-02-10 | 生活
理髪師協会のコロナ対策 2020-05-06 | 生活






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