Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

残席から探るランラン状況

2018-06-16 | 雑感
一日避難の準備に入る。とはいっても、祭りが始まる前に買い物を済ませて、夕飯の準備をして、明くる日の服装とお泊りの荷物をするだけだ。そして土曜日も朝からパンを取りに行って、走って、肉屋に寄るので変わらない。但し早目に済まして、一眠りしてからフランクフルトに向かいたい。峠攻めを走るとそれなりに疲れる。

少し暑苦しいがルクセムブルクに着て行ったのと同じもので、シャツは今回で洗濯屋行きだ、ミュンヘンの初日は違うものを着る。七月もそれが使えるだろうか。兎に角、夏は暑いので可能性も限られる。蝶ネクタイの方が涼しいのだが、もう少し色も揃えておきたい。七月向けにバーゲンで買えるかもしれない。フランクフルトの劇場などは普段着でよいのだが、少し良い席などを取るとどうしても目立つのでやはり考えてしまう。立見席の便利なところはそこにもある。

興味深いのは残券の状況だ。ここでも急激に売れ始めたと思ったら、新たな券が10枚以上放出された。とてもいい席は劇場がリザーヴしていたものの感じだ。その他も定期会員の戻しか団体の戻しのような感じもある。公的な劇場であるから、いい加減に決まり無しに券を都合することはない。それでもこうしてどんどん出て来る。直前に思い出して行けなくなったのを届ける定期会員もいるのだろうが、興味深い。

気になるランランのカムバック、調べてみると昨年と同じような連弾のようなものが二週間先に催される。それには登場しても驚かないが、ルツェルンを超えて態々ウィリアムテルの故郷まで来て演奏するのだ。よほどスイスに金を預けているのだろう。それどころか同じ演奏会の枠でラべック姉妹はアンデルマットのゴンドラ駅まで行って演奏するようだ。大した建物ではないが、これもよほど金が眠っているのだろうか。ランランが立ち寄るコンサート自体はその山の上でなくて、湖の登山用品で有名なマムートの本社のある近所で、私が最初に音楽祭のためにホテルを予約した町の近所である。六週間ほどすると車で30分ほどのルツェルンでカムバックを飾ることになっている。そしてその初日の売り切れていた席が四つ並びで出ている。ちょっと不思議な感じがする。舞台の反対側だが蓋の開け方によってはそれほど悪い席ではない。一体どこの法人からの提供なのだろうか?そしてその意味は? ― しかしその後数時間でそれらは捌かれていた。

不思議なことにランランは11月に日本でヴィーナーフィルハーモニカーと演奏することになっているが、こちらでは演奏しないので川崎の前にどこで合わせるのだろう*。一方ワンはその直前三日前にパリで共演している。少なくとも日本公演は代われるようになっているが、その後のシナではダブルブッキングになって、日本でミュンヘンの交響楽団と演奏することになっている。もう一人アジア人の代わりが必要そうなので、なんとも言い難い。

兎に角、その後の予定はバーデンバーデンになっていて、それも一月以上前に完売していた。昨年のペトレンコデビューの時も直ぐには完売しなかったので、そのネームバリューの大きさは恐らくこの業界ではピカイチであろう。どうも欧州に比較すると日本ではそれほど人気が無いようだ。

燃料も20リットル入れた。138セントほどでここ暫くの高騰の中で比較的安かった。フランクフルト往復は全く問題がない。久しぶりのフランクフルトである。その間ミュンヘンへは十回ほど往復していると思う。それはバーデンバーデンよりも多いだろう。嘗ては、我々のバッハの会があったので定期的に出かけていたが、その時は殆ど満タンにして走っていた。今からすると無駄なことをした。高速だから重くて高速安定性もよいと思っていたが、燃費は街乗りも含めてかなり悪かった。それがミュンヘンへと通うようになってから省エネ走行が身について感覚が磨かれてきた。つまり100㎞は比較的中距離でも10リットルで計算して走れるようになった。だからフランクフルト往復も以前よりも安くつくようになっている筈だ。


*調べてみると、同じ曲を9月にコンセルトヘボーで合わせることになっている。



参照:
ランランは引退するか? 2017-10-19 | 雑感
祝杯の無い幸福 2018-06-15 | マスメディア批評
コメント
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