Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

菜食日制定への公約?

2013-08-10 | アウトドーア・環境
新聞に面白いというかおかしな記事が載っていた。独「緑の党」が木曜日を菜食の日にするというのである。選挙前であり、党勢が弱っている野党であるから特定の支持層へと強い訴えかけと話題性を期待した政策であると思われる。その理由は、年間60キロも肉を食している連邦共和国民の健康への配慮と、過大な肉食での生態系への負担を減らし、動物保護にもなるというような根拠らしい。

しかしはっきりしていることは、先進産業国においては食べ過ぎの感のある食肉も、飢餓の国に行けば不足していることは間違いなく、その食料不足による栄養不足は決して菜食では補えないことであり、出来る限りの資源を飢餓の国に都合しなければいけないことは大前提である。

それにしても、連邦共和国において毎日肉食をする人は少なくとも周りには殆どいない。肉食に拘る人は少数派であり、肉が混入するのを避ける菜食日を設ける人の方が大多数である。そのような食習慣がある中で、さらに木曜日を指定しようという動きである。勿論、食生活の強制などは出来ないのだが公の食堂などでは菜食メニューにするという推進案である。

これには既にそれなりの反対が寄せられているが、肉食を抑えるという発想はそれほど悪くないのは事実であり、それなりの支持も得られるのだろう。個人的には、運動量によるので一概に肉食量を減らす心算は無いが、不必要に肉食や魚に走ることは出来るだけ避けるようにしている。それでも、魚も肉も食さない日は年間に数えるほどしかないのではないだろうか?

週に三日・四日以上はある程度の運動量をこなしている以上、あとの三日間で魚も肉も食さないとなると、たんぱく質の豊富な豆類などがどうしても必要になる。なるほど安い豆も数多くあるが、必ずしも安上がりにはならないというのが実際だろう。どうしてもチーズやその他のものに食指が動くようになれば、可也食費が掛かることになるのは間違いない。



参照:
ハーブティーのミックス 2004-12-04 | 料理
現代人の断食 2005-02-11 | 数学・自然科学
肉食をするなと主張 2005-09-28 | 料理
蕎麦きし麺と蕎麦ポレンタ 2007-09-01 | 料理
肉食 (Hodiauxa Lignponto)
コメント (2)
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