Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

キャリートレードを牽制

2007-02-03 | 雑感
キャリートレードが嘗て無いほどの規模で行われているらしい。低金利国で資金を準備して、高金利国で投資すれば、大変効率が良いのは誰にでも理解できる。所謂ヘッジフォンドがこれで大きく稼いでいると言う。その最も大きな片棒を担っているのが、日本円でありその金利政策であると言う。

円が売られて、ユーロやドルが変われると、円安が進む。来週にエッセンで開かれるG7会議では、EUはこれを見逃せないとして、それを既に日本政府や日本銀行にそれとなく伝えてあり、圧力をかけているようである。

興味深いのは、欧州中央銀行の権限である利子政策に対して政治的圧力は掛けられないながらも、外国為替レートに関しては共同発言権があると契約書にあるらしい。つまりEUとしては、行き過ぎた円安を、グローバルに不平衡な金融政策の結果として、中央銀行と非公式な話し合いで意見交換を行う。

二月に0.5%へと倍に利上げされても、キャリートレードに与える影響は皆無と言われていて、本格的な円高は日本経済の底力が確認されてからの事となるとしている。

フランスを中心としたユーロ高懸念は、欧州中央銀行に対しても、EUが協調して向き合う事が重要で効果があるとして、「抜け駆けを許さない」体制を目指す。
コメント (2)
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