パン屋√s(ルーツ)。

一人で営んでる「パン屋√s(ルーツ)」の日々。

パン焼いたり、つぶやいたり、パン焼いたり。

10月震災チャリティ販売について。

2013-10-15 | 東日本大震災関連
告知が遅くなりまして申し訳ありません。
10月の震災チャリティ販売についてのご案内です。

10月は10/24(木)~10/27(日)の4日間とさせて頂きます。
10月も店舗のみの実施とさせて頂きますのでご了承ください。

町内のAさん、本職が激烈にお忙しい今月ですが、なんとか珈琲を焙煎してくださいましたっ。

どんなにお忙しくとも、ウンチクはばっちり(笑)。さすが。
ではどーぞ。

↓↓↓

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こんにちは、町内のAです。
 秋も深まって、珈琲が美味しい季節になってきました。でも調子に乗って何杯も飲んでしまうと、
私は夜に寝つけなくなってしまいます。
以前にイベントで一日に百杯くらい淹れたことがあるのですが、自分では飲みたいと
思いませんでした。
どうも「湯気」でカフェイン摂取していたようです。
自分で焙煎するようになったほどの珈琲好きですが、カフェインに強くはないのです。
飲んでいるうちに強くなる、ということもないようです。

 でも世間には一日に30杯飲むとか、珈琲に強い人もいます。
フランスの文豪バルザックは、一晩に50杯とか、一日に80杯とか、そんな逸話が残っています。
もっともバルザックは興奮剤として珈琲を用いていたらしく、原稿を夜通し書くために飲んで
いたそうです。
どんなに沢山飲んでも平気なのは、たまに遠方の名店を訪れても一杯しか飲めない私には、
ちとうらやましい話です。もっとも、何十杯も飲んでしまっては、いくら焙煎しても
追いつかないのですが。

 ちなみにカフェインの致死量は体重や肝機能にもよりますが、5グラムから10グラムと
言われています。
珈琲に含まれるカフェインを0.1グラムとすれば、一度に50杯以上飲むと死ぬ可能性も出てきます。
バルザックは相当な巨漢で、珈琲は小さなデミタスカップで飲んでいたそうなので、
死ななかったのでしょうね。

 沢山飲めない負け惜しみかもしれませんが、私は一杯で十分に満足できる珈琲を作りたいと
思っています。
飲み終わった後の余韻をアフターテイストと言いますが、美味しい珈琲はほろ苦く甘い
アフターテイストが何時間も続きます。

 植草甚一さんのエッセイの中に、こんなくだりがありました。「美味しい珈琲とは、飲む前は
これじゃ足りないと思っていても、飲んだ後にはもう十分だと思うような珈琲だ」と。
正確には覚えていないのですが、こんな内容でした。なるほどなあ、と思ったものです。

 今回の豆は、二種類とも深煎りです。どちらも在庫を切らしていたと思っていたのですが、
真空パックをして押し入れに入れたまま、忘れていた生豆が出てきました。

ドリップで淹れる場合は、十分に時間をかけるのがコツです。
お湯をかけてハンバーグのようにふくらんできたら、1分くらい待ちます。でもその後に、
ドバドバとお湯をささないことです。
最初の液が、ぽたぽたと落ちるくらいにゆっくりお湯をさします。
湯温は、80度から82度くらいが良いと思います。


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以上、珈琲ウンチクでした。
一杯で満足できる珈琲。
Aさんの珈琲は本当に美味しいです。

では今月の珈琲豆をご紹介します。




↑↑
【ブラジル さくらブルボン 深煎り  95グラム 500円】
ちょっと言葉で表現するのが難しいのですが、キリっとした強さと言うのでしょうか、
くっきりとした味わいの豆です。

ふつうは深煎りにすると香りが薄くぼやけてくるのですが、この豆は強い香りを保っています。
透明感のあるクリアなカップで、甘味も十分に感じられます。





↑↑
【ペルー チャンチャマイヨ 中深煎り 95グラム 400円】
ナッツのような香りと甘味が魅力的な、深煎りの定番の豆です。
認証はとっていませんが、風味に優れたティピカ種で、伝統的な有機農法で栽培されています。
さくらブルボンよりは、少しローストが浅めになっています。



以上、今月の焙煎珈琲豆です。
Aさんも言ってますが、2種とも在庫がなくなったとばかり思いきや、真空パックに
入れたまま押し入れで生豆が発見されました(笑)。
やっと(?)日の目を見ますので、是非とも可愛がってやってくださいね。






↑↑
パンは「シナモンとレーズンの祈り」。(ホール560円/ハーフ280円)

震災チャリティ商品は以上です。
これらの商品の売上全額を支援金とします。

各商品とも事前の予約をお受けしますのでお気軽にご連絡ください。
(0198-41-9010 info★roots88.com (★⇒@に変えてください) twitter⇒@panya_roots )



↑↑
話は変わりますが、アップルパイを購入してくださったお客さんからこんな画像を頂きましたーー。
嬉しすぎるっっ。
あの武骨なアップルパイがこんな愛らしい表情になるなんてっ。
お皿とテーブルクロス(かな?)の威力絶大(^_-)-☆
ありがとうございますっ。
来年も焼きたいです、アップルパイ。




↑↑
こちらは近くの森で拾ってきた松ぼっくり。
乾燥させて、アレを出す時に一緒に嫁に出しますよーー。

という事でまた話が逸れましたが、チャリティ販売はぜひいらしてくださいね。
お待ちしていますっっ。

コメント (2)
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