パン屋√s(ルーツ)。

一人で営んでる「パン屋√s(ルーツ)」の日々。

パン焼いたり、つぶやいたり、パン焼いたり。

6月の震災チャリティ販売についてのお知らせ。

2012-06-11 | 東日本大震災関連
いい陽気ですねーー。

さて、6月の震災チャリティ販売のお知らせです。
6月は6/28(木)~7/1(日)の4日間とさせて頂きます。

いつも珈琲豆を焙煎して提供してくださるAさんより、6月分の焙煎珈琲豆が届きましたーっ。
モチロン、珈琲豆のウンチク(笑)も届いてますよ(^^)

以下、今月のウンチク(笑)でぇす。

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今回のお題は、「焙煎の始まり」です。
 焙煎する前のコーヒー豆は、生豆(なままめ)と呼ばれています。これはカチカチに固くて
青臭い匂いがするだけで、あのコーヒーの香りはみじんもありません。
コーヒーが世界中で愛されるようになって、石油に次ぐ貿易産品になっていることを思えば、
焙煎とは実に偉大な発明であると言えます。

 もともとコーヒー豆は、スープで煮たりして食べられていたらしいです。
カフェインの作用が重宝されて、イスラム教の寺院では秘薬として門外不出の扱いだったそうです。
持ち出されて栽培されては困るので、「芽止め」のために焼いたのが焙煎の始まりだったとか。

このエピソードは、銀座で自家焙煎店の草分け「ランブル」を経営していらっしゃる、関口一郎さんの
ご著書にあったものです。
 3月に東京に行く用事があったので、ランブルに立ち寄ってみました。店の入り口わきにある焙煎室では、
御年90は越えていらっしゃる関口さんが、焙煎中でした。
テストスプーンで取り出した豆を並べて、経過による色づきを観察しながら、焙煎機を操っておられました。
何十年やっていても同じ焙煎はないし、その都度が真剣勝負です。
案外これが元気で長生きの秘訣かもしれないと思いながら、店を後にしました。

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以上、今月のウンチク(笑)でした。

門外不出で栽培ご法度。芽止めのためだった・・・・というのが焙煎の始まりとは。
何事も意外な事が起源だったりするものですね。

「ランブル」の関口さんのお話。
毎日やっても同じ焙煎はないし、全く同じ味というものは存在しない。
それはよくわかります。
どんな仕事も日々、状況が違うし、だからこそ一瞬一瞬が真剣勝負。

そんなふうに真剣に向き合って焙煎された珈琲、美味しいだろうなぁ。

さて、今月も2種の珈琲豆をAさんが焙煎してくださいました。



↑↑

エルサルバドル サンタリタ・ナチュラル。 中煎り・400円です。
日本では残留農薬の問題で輸入がストップしているモカですが、そこに目をつけたエルサルバドル人が、
じゃあモカを作って日本に売ろうと乾燥式で脱穀した豆です。
モカ・フレーバーが濃厚で、本家のモカよりも旨いかもしれません。
実はもうこれでストックがなくなります。試飲して「しまった、自分で飲んじゃえば良かった」と後悔しました。




↑↑

インド プランテーションAA。中深煎り・400円です。
紅茶の産地として知られているインドですが、実はコーヒーの方が栽培の歴史が古いそうです。
主にヨーロッパに輸出されているためもあってか、日本ではあまり知られていません。
バランスが取れた味わいですが、苦味が強く、ほのかにジャスミンのような香りがします。
中深煎りにしたので、アイスコーヒーにも向いています。


(以上、珈琲豆の説明はAさんより)


以上2種です。
チャリティ販売開始前のご予約もお受けしますので、お気軽にご連絡ください。

(tel:0198-41-9010   mail: info★roots88.com(★→@へ変換してください)
twitter: @panya_roots)

 
そのほか、パンは「シナモンとレーズンの祈り」(ホール560円/ハーフ280円)、そして
今月も被災者の方々が製造・販売しておられる「にこまるクッキー(7個入350円)」を販売します。

先月まで販売していた「√sの気餅(きもち)・50円」は材料である自家製味噌の在庫がなくなりましたので
当分は販売休止と致します。ご了承ください。


全商品とも売上全額を支援金と致します。

珈琲豆はじめ、その他のご予約もお受けしますのでお気軽にご連絡くださいね。

ではみなさま、お待ちしていますっ。
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