バブルノタシナミ

2013年から2016年までの月刊誌で掲載されていたエッセイ集「バブルノタシナミ」を読んだ。作者の阿川佐和子は、1953年生まれで63歳で結婚したという。作家、エッセイスト。テレビでもお馴染み。

タイトルは、以下の通り。
アンチバブルの戯言。髪型の傷。タイツ復活の日。セルフカットの罪。アガワ、バブるの春。歩くエレガンス。老婆の心。買い物嫌い。出す力。サングラスと老眼鏡。うだうだ旅。人に音あり。思い出アクセサリー。私をスキーに誘わないで。ない生活。51の手習い。変わらなきゃ！。リアル・エクスタシー。大人のツリーハウス。お風呂の楽しみ。村長からの一言。ときめきシューズ。二つ買いの幸せ。ローズピンク　リターン。褒めたりけなしたり。首巻き族の変遷。バッグの憂鬱。髪をいじる女。カランカラン族。品格と我慢。

ピアスとイアリング、ゴルフにはまった、膝のしわとタイツ、トイレのカランカランの話など。その豊かな感受性といきいきした文体。乙女のような恥じらいとかわいらしさ。それが彼女の魅力。

すかっとさわやか。読後の一体感。そうだよな、そうだよね、佐和子お姉さんさん。