通称「クマさん」で昔,テレビに出ていた芸術家,篠原勝之の自伝風エッセイ「骨風」を読んだ。2015年7月刊行。
17歳で家出をして上京。暴力をふるう父から逃れ,さまざまな職業,住まいを転々とし,芸術を追及してやまない。
骨風」父親の死とモンゴルへのゲージツ遠征
矩形と玉」35年間を共にした猫「GARA」の死
花喰い」映画監督の若松との北海道の思い出
鹿が転ぶ」甲斐駒ヶ岳の麓の作業場での出来事。
蠅ダマシ」ニューヨークの出展と発動愛好者ホッタさんの話
風の玉子」スキンヘッドの理由と病気と散髪
今日は はればれ」母親の認知症
影踏み」1つ下の弟の思い出と死
幼いころからの辛い思い出と,自分や父や母弟たち家族の壮絶な生き様。芸術の執念。隣人や動物の死へのメッセージ。テレビでのシャイでにこやかな表情が印象にあるからか,凄い生き様の中に宿るやさしさ,人懐こさが,上手い文体に込められる。
17歳で家出をして上京。暴力をふるう父から逃れ,さまざまな職業,住まいを転々とし,芸術を追及してやまない。
骨風」父親の死とモンゴルへのゲージツ遠征
矩形と玉」35年間を共にした猫「GARA」の死
花喰い」映画監督の若松との北海道の思い出
鹿が転ぶ」甲斐駒ヶ岳の麓の作業場での出来事。
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風の玉子」スキンヘッドの理由と病気と散髪
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影踏み」1つ下の弟の思い出と死
幼いころからの辛い思い出と,自分や父や母弟たち家族の壮絶な生き様。芸術の執念。隣人や動物の死へのメッセージ。テレビでのシャイでにこやかな表情が印象にあるからか,凄い生き様の中に宿るやさしさ,人懐こさが,上手い文体に込められる。