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パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

ブルックナー 33 シンフォニー3番(1) ワーグナーへの想い

2010-09-26 | music/classic/Bruckner
1873年、ブルックナー(1824年-1896年)、49歳のときの作品が、シンフォニー第3番である。
彼が敬愛したドイツの作曲家、 リヒャルト・ワグナー(1813年-1883年)に捧げられたことから、ワーグナー交響曲の愛称がある。

2番が72年、4番「ロマンテック」が74年、5番が76年に作られていることから、このころのブルックナーはまさに脂の乗り切った時期であったのだろう。

4,7,8,9番に比べ、地味な印象があるが、力強さとワルツ風のやさしいメロディの対比が際立っている。4楽章のファイナルに行く、盛り上げもいい。
一番は、ロマン溢れる1楽章であろう。金管の印象的な主題や神秘的な旋律が個々かしこに配置されている。
2楽章は、荘厳なアダージョ。ほんとうにブルッナーはアダージョがいい。なんてロマン溢れる旋律の数々。 
3楽章は、スケルツォ。かなり早くとあるが、アクセントのあるモチーフとワルツ風の楽曲のコラボ。
4楽章 ポルカ風の旋律やエコー効果をねらったユニゾンが印象的。

オイゲン・ヨッフムの75歳の1977年、ドレスデン国立管弦楽団で聞く。ヨッフムらしい快活でエネルギッシュなブルックナーである。
Total 57:22 ①20:30 ②15:26 ③7:30 ④10:56

そばの花

2010-09-23 | life
今日は秋分の日、お彼岸の中日である。
早朝の小雨の中、墓参りに行く。

午後、明るくなった空に、涼しさを運ぶ風。
久々に1時間コースのウォーキングに出た。かく汗もすがすがしい季節になった。
今年の夏は、さすがに昼間はともかく、夜も出かける気にならなかった。年齢をほんとうに感じた年だ。
特に今日は、昨日と10度以上も低い都市があるらしい。ほんとうにいきなり秋。

そんなウォーキングコースで白い花畑を見た。そばの花だ。
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秋の風にそよぐかれんな一群。新そばの季節を迎える。

いきなり秋

2010-09-20 | life
先々週の土曜日に蒔いた種が芽を出した。大根、白菜、かぶである。
先週の火曜日に見かけたので、3日で地上にお目見えしたことになる。
気温も高く、日曜日に雨が降ったので、絶好の発芽条件になったのだろう。
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いつもなら、とっくに花を咲かせる紫蘇の穂も、ようやく白い花を咲かせた。
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また、ふと、足元を見ると、栗のイガが落ちていた。中には、ずっしりと栗の実があった。
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それにしても、先週の気温の変化には驚かされる。
通勤途中の橋に温度表示がある。先週は、朝晩に21度になっていた。
少し前には、夜31度を見かけた日があるというのに・・・。

人は季節には敏感だ。特にと年はいきなり秋だ。
朝食時に使っていた扇風機も、目に入らなくなり、味噌汁もあったかいなと思うと味が違う。

まったく、いきなり秋本番だ。

酷暑と布袋草

2010-09-19 | life
なんと酷暑のせいか、先週の日曜日に布袋草の花が咲いた。それも二株同時にである。

今年の夏は、異常だ。この9月に入ると、例年、お米や、炬燵の炭団の算段をするのだが、さすがにそういう気になれない。

この布袋草も、今シーズン、4回目の9株目の花だから、元気だ。ありがたいことである。

緑の葉と、紫の花。すがすがしい。

いきいきとした大人たち 青春小説「おれのおばさん」

2010-09-12 | book
あの猛暑も、なんとか虫たちの鳴き声を運ぶ季節の到来となったようだ。
そんな夜長に、1時間半で読んだ痛快青春作品が、本年6月刊行の「おれのおばさん」。
著者の佐川光春は、1965生まれというから、45歳。

中学生を主人公に、父親の不法行為から、進学校をあきらめ、札幌の伯母の児童福祉施設で生活する日々を描く。
学校や施設に登場する、大人たちや中学生たちとのふれあいが、テンポのあるタッチで引き込んでくれる。

家族とは、人生とは。青春の青臭さもだけど、登場人物が皆、いきいきとしているさまがうらやましい。


シンフォニー2番 ブルックナー 32

2010-09-05 | music/classic/Bruckner
ほんとうに、暑い夏です。パソコンに向かう気力も奪い続けています。
8月は、土日に仕事が結構あり、また、この暑さで、いささか平常心を失っています。
それにしても、9月だというのに、この暑さ、蒸し暑さはなんでしょう。37度、38度が続く毎日は、50を過ぎたこの体には、堪えます。秋植えの畑を、起す気にもなれません。
高校の体育祭や文化祭も真っ盛りで、熱中症の記事もありましたし、こちらの地方では、この日曜日に地域の体育祭が行なわれます。

暑さは、読書熱も奪います。ブログねたもなかなかたまりません。
そんな中で、久々にブルックナーを取り上げてみました。

ブルックナーのシンフォニー紹介も32回目を迎えました。
これまで、4番、5番、6番、7番、8番、9番と、中期・後期の作品を何枚か紹介してきました。そこで、初期の作品にトライしてみました。

ブルッナーの2番は、47歳の1871年に着手、翌72年に第1稿が完成しました。
後期のシンフォニーほどの、完成度の高さ、構成力の充実やドラマティックな印象はないが、全編やさしさにあふれ、崇高な楽曲である。

美しさという点では、ヘルベルト・フォン・カラヤンが、1981年にベルリンフィルを指揮したディスクがいい。カラヤンの緊張感溢れる指揮とベルリンフィル絶頂期ともいえるアンサンブル清廉さがこの曲の魅力を伝える。
Total 59:14 ①18:16 ②16:47 ③6:04 ④18:07