パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

ビートルズのすべて 11 解散への足踏み(8)

2013-02-24 | ビートルズ
前後して、ビートルズの身辺にはいろいろなことがありました。それまでビートルズのメンバー自身が行っていたマネージメントを、ローリング・ストーンスなどを手掛けていたアメリカ人のアライ・クラインに委ねることになります。もっとも、ポールはそれに納得せず、やがて結婚することになるリンダの父、リーにマネジメントを任せることを提案するなど、ビジネス面でのトラブルがそれからしばらく続くことになります。

そして、69年3月、ポールとリンダ・イーストマンが結婚。3月20日にはジョンとヨーコが結婚。しかも、ジョンとヨーコは、二人の結婚を機に、アムステルダムで、愛と平和を提案したベッドインを実施することになります。ベッドインはトロントでも実施され、ジョンはヨーコとのいきさつをテーマにした、「ジョンとヨーコのバラード(The ballad Of John and Yoko)」を発表することになります。おもしろいことに「ジョンとヨーコのバラード(The ballad Of John and Yoko)」は、ビートルズ名義で発表されたものの、ジョンとポールの2人でレコーディングされた作品でした。

「ジョンとヨーコのバラード(The ballad Of John and Yoko)」

さて、それまでにゲット・バック・セッションでレコーディングされた作品は、ミキシングエンジニアを務めたグリン・ジョンズによってアルバムとして2度完成されましたが、キャンセルとなり、発売は見送られることになります。
そして、ビートルズは新たに『アビイ・ロード』に取り組むことになります。それもポールの提案によるもので、再びジョージ・マーティンをプロジュースに迎えたものでした。

しかし、ビートルズの人気は衰えることを知らない。2月1日の新聞に、また、アナログ版レコードアルバムが発売されたとある。1枚3,800だが、ホワイトとパストは2枚組みで4,800円。ボックスセットで14枚59,800円252ページのブックレットが付いているという。そのブックレットに惹かれたが、思い出の時間は、そのときに買ったレコードで再現するものだろう。構えて聞くアナログ版の2枚目を買うことはないな。


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昭和の栄 満開

2013-02-23 | life

椿の昭和の栄えが満開を迎えている。一日一日と日が長くなり、春は確実に近づいている。
そんな、ピンクの椿に、鳥たちが代わる代わる群がる。

メジロ、スズメが訪れる。ただ、この鳥はなんだろう。愛用のコンパクトデジタルカメラでは、動く被写体の写真は、難しいなあ。
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思い出のとき 修理します

2013-02-17 | book
1995年にいただいた時計が壊れた。台所兼居間にあったため、なくてはならない時計だ。さて、いまどき20年近く前の電池時計が修理で直るとは思わない。ディズニーの時報・人形時計も10年でお払い箱らしい。そこで、電波時計を買うことにした。ひとつは正確な時を知ろうというわけだ。インターネットで先月1月27日の日曜日の朝にクリックし、翌日には着いた。物流のすごさを改めて知る。


そんなとき、偶然、谷瑞恵(たに みずえ)のライトノベル書き下ろしの文庫『思い出のとき 修理します』を読んだ。2012年9月刊行。谷は1997年に小説懸賞に入選。文庫を舞台に根強い読者を持つ。

5つの短編からなる。仕事と恋に疲れた28歳の美容師仁科明里(あかり)は、津雲神社通り商店街の祖父母がやっていた「ヘアーサロン由井」に引っ越してきた。その商店会長、飯田時計店の28歳の飯田秀司との出会いからこの物語は始まる。

黒猫が持って来た?オルゴールと中のネガフィルム。父を早くに亡くした娘の父親探しの物語「黒い猫のパパ」
ハル洋装店のハルエさんが明里と秀司に頼んだ津雲神社の縁日デート。あばあさんの初恋を取り戻す「茜色のワンピース」
おもちゃの月屋にあった子豚のぬいぐるみ。子を神隠しにあった母と、川に落ちて母を失った子の再生の物語「季節はずれの日傘」
壊れた腕時計を秀司はなぜしているのか。秀司の過去がわかる「光をなくした時計師」
幼い頃の記憶と秀司との付き合いに悩む明里。その思い出がヘアサロン由井で祖母から明かされる「虹色の忘れ物」

時計は、時を刻み、時空がいつも動いていることを証明する。いいことはいつまでも止まっていてほしい。そして、悪いことは
すぐに去ってほしい。そんなわがままを時は一切無視し、確実に動かしていく。

閉じた店が多くなった商店街。そして、ひっそりとたたずむ神社。四季の移ろいや香りが、そんな空間を舞台に彩りを添える。そこに生活する若者や老人たち。そんな時空の中で、谷のタッチは、傷つき、悩む人間を温かく見つめる。悪人、バイオレンスは出てこない。これからを生きるために、商店街のみんなは、過去を思い出という財産にして、新たなスタートを切る。
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エンクロージャーキットにほれぼれ

2013-02-11 | audio
ダンボールのエンクロージャーでインターネットラジオだけというのもいただけないなと思っていた。

エンクロージャーなしのフルレンジスピーカーユニットを鳴らしてみると、そこそこ鳴るのだが、しまりがない。


そこで、2012年8月発売の「STEREO」編の「スピーカー工作の基本&実例集」(4,000円+税)を買ってみた。そこには付録でこの10センチスピーカーで作れるキットが付録でついてたのだ。スピーカーが2,990円、エンクロージャーキットが4,000円、合わせて7,000円のスピーカーは果たして・・・。


裏版やバッフル版、側板、天板、底板といったエンクロージャーの板はもちろん、吸音材、バスレフダクト(音を外へ出す筒)、入力ターミナル、内部配線コード、ネジが付いている。つまり、木工ボンドとドライバーなどがあればできるすぐれもの。

さっそく袋から出してみる。

周囲版を組み立て、バッフル版にバスレフダクトをはめ込む。

周囲版とバッフル版を装着。スピーカーも準備

1日おいて、いよいよスピーカを装着

入力ターミナルも装着。

いよいよ試聴。最初にダンボール製エンクロージャーで最悪だったジャズを聴く。

これがなんと活きます。それぞれの楽器がぐんぐん前へ前へと飛び出してくる。エンクロージャーが鳴り始めるという感じ。はじめてのフルレンジ体験でした。スピーカーの下には振動抜けを良くするため、インシュレーターとして、10円玉を敷きました。音の抜けが違います。(気のせいかもしれないけどね)













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手作りスピーカー

2013-02-10 | audio
2012年の月刊誌『ステレオ』の8月号の副題は、なんと「my only speakerでたっぷり音楽を」だった。
オーディオクラフト2012、手作りオーディオと名づけられた、その付録は、10センチのスピーカーユニット(組み合わせ用)がペアでつくというもの。過去2回はこのユニットを作るものであったが、今回は完成品。それもデンマークの手作りブランド「スキャンピーク」という。これで2,990円なのだ。

小さい頃から「付録」と言う言葉に弱いわたしは、昔からあこがれていた手作りスピーカーに挑戦できる喜びをかみしめた。

さっそく中を開けるとダンボール箱がある。


その中にまたダンボール。そこにフルレンジ(全音域型・可聴領域再生)スピーカーが2個鎮座している。重さは1つが0.27キログラム。


スピーカーエッジはゴム製で、振動版は紙。マグネット部には赤く、「stero」の文字。


早速、作成に取り掛かる。ダンボールのうち箱をと外箱がなんとエンクロージャー(スピーカーの箱)になってるのだ。


2012年1月号『ステレオ』の付録、ラックスマンのデジタルアンプ「LXA-OT1」で鳴らしてみる。もちろん左右の広がりは期待できない。


まず、音楽は、音は出ると言う感じかな。抜けがいいのはポップス系。ボーカルも楽器もクリア。でも低音はスカスカでしまった音がしない。
ジャズ系になるとこれが余計に目立つ。ジャズはタイトな音色がないと聞く気になれない。楽器のパーツが少ないので散漫
これを逆手にクラシックを聞く。聞けることは聞ける。
なんとラジオは聞ける。インターネットラジオは完璧だ。声・音楽のクリアさ、低音もしっかり抜ける。気持ちよいほどだ。耳にもやさしい。
ダンボールでつくるエンクロージャーで、ここまで聞ける。1位がラジオだ。

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すぐれもの 16 日野原さんの10年日記

2013-02-03 | すぐれもの
年日記が昨年12月に完了した。昔は毎年日記にチャレンジしていた。しかし、毎日つけれなくて、まさに正月3日の三日坊主の私の日記は3年日記から5年日記へと変わっていく。
だが、高名な元気な医者、日野原重明(ひのはら・しげあき)さんは、誕生が1911年、というから102歳。その日野原さんが、99歳になったときに10年日記を購入したと聞いた。その日野原さんに習い、今回は10年日記を買った。近くの書店になく、インターネットで注文した。これが、重たい。

人はいつか日記がつけれなくなる時が来るかわからない。でも100歳の人が10年日記か。その空欄をいつまで埋めることができるのだろうか。日々そう思いながら、3行の空間を埋めていく。2月3日は節分。明日から新しい春が始まる。
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昭和の栄咲く

2013-02-02 | life


やっと山茶花の「昭和の栄」が咲いた。昨年は1月14日に咲いたと記述あり。今年は半月の遅れ。それもまだ、満開には程遠い。

花弁は鮮やかなピンク色。そのなかに強烈な黄色の雄しべ、雌しべ。緑の葉の中に、現れる厳しい季節の贈り物。明日は節分。暦の上では、いよいよ春が近づく。太陽の光がその強さを増す。
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