パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

大名倒産

2024-04-28 | book
浅田次郎の痛快ファンタジー時代劇「大名倒産」を読んだ。2019年令和元年12月第1刷。
時は幕末、黒船来航の頃、佐渡に近い新潟の越後丹生(にぶ)山3万石の松平和泉守信房は若干21歳で13代当主となる。四男だが、長男のいきなりの逝去により、次男病弱、三男いささか能力欠如と、お鉢が回ってきた。
登城するも足止めをくらい、幕閣から幕府への上納金が滞っていると指摘を受ける。藩の借金は25万両、利子だけでも年間25万両という。どうも先代は私腹を肥やすだけこやして、倒産してしまおうともくろんでいるらしい。
それを何とか立て直そうとする若き当主。助太刀をする当主の幼馴染2人を側近にして、元武士の水売りを採用。参勤交代でお国入りを果たし、鮭の養殖や加工を手掛ける育ての親、三男の嫁の父の旗本大番頭などの個性派が当主を支える。さらに改心する貧乏神と七福神の面々がハッピーエンドに道をつける。


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