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パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

死ぬほど読書

2017-12-31 | book
伊藤忠商事の名誉理事、民間から初の駐日大使。1939年生まれ、78歳、直に傘寿の丹羽宇一郎の「死ぬほど読書」を読んだ。2017年7月刊行で9月に第6刷だ。
丹羽は、1998年に伊藤忠商事の社長となり不良債権処理に大きな成果を挙げた。

きっかけは高校生の新聞投稿だった。読書なんかいらいないという内容。しかし、と丹羽は語り出す。SNSやブログなど、この世界にはいろんな情報が満ち溢れている。しかし、嘘だとしてもだれも責任をとらない。なんとなくという空気に惑わされ、流され、自分を持たなくなっている。読書は発信元が明らかで、主張がある。小説でも古典でも論文でもそうだ。そして、読書により考える力を養うことができる。

アメリカで、作物相場を鵜呑みにして大損した丹羽が、とにかくアメリカの天候や作物知るため、アメリカを知るために、ものすごい読書をしたというくだりがある。通勤時間を読書の時間にするため、郊外に家を建てたという。いよいよ老境に入った丹羽は、読書をしながら死ねればよいとも。

人が生きていく上で大事なのは、仕事(ボランティアも仕事)と読書と人間関係と、そこからくる人間への理解である。読書で洞察力と知識を養い、仕事で経験を積み、人との輪ができる。

読書で物事を考える軸ができるという。

鶏つくね鍋

2017-12-24 | food
鶏つくね鍋を紹介します。

今年は、12月に入って寒い日が続いています。

材料は4人前です。
鶏ひき肉500㌘、タマネギ2個、A(卵1個、しょうゆ、砂糖、みりん、コーンスターチ各大さじ1、塩小さじ1)、白菜6分の1個、長ネギ1本、エノキダケ1パック、水菜3分の1束、柚子の皮、塩各少々、B(水1,500CC,うすくちしょうゆ、みりん各大さじ4、だし昆布5㌘)

作り方
① 野菜は食べやすい大きさに切る。タマネギはすりおろし、ガーゼに包んでしっかり水気をしぼる。
② ボウルにタマネギとひき肉、Aを入れ、手でよくこねて混ぜ合わせる。
③ 鍋にBを入れて火にかけ、沸いたら弱火にして②をスプーンで落とす。つくねが浮いてきたら一度取出し、野菜を加えて火が通るまで煮る。
④ 塩でスープの味を整え、つくねを戻し、さっと煮て柚子の皮をちらす。

つくねにタマネギをたっぷりと使うことがミソ。すりおろしてひき肉と併せることで甘みを出し、ふわふわに仕上がります。

柚子の皮が、冬の食卓を彩り、香りも味も、冬の一品になります。あったまろ!って感じですかね。

やめるときも。すこやかなるときも

2017-12-23 | book
2009年デビューの1965年生まれ、窪 美澄の新作「やめるときも。すこやかなるときも」を読んだ。2017年3月刊行。2016年に月刊文芸誌に連載。32歳の独身男女の恋愛、自立を描く。

東京で、家具を作る壱晴と、出版社に勤務する桜子。2人の出会いは、友人の結婚式だった。その後、家具のパンフ作成が縁で、再開を果たす。
壱晴は、12月になると声が出なくなる心療を持ち、桜子は父からの暴力に悩んでいた。

惹かれあう2人は、壱晴は、その原因を話し、桜子は父を紹介する。そして、壱晴は、転勤族で高校を過ごした松江を桜子と訪れる。

壱晴の高校時代の描写がすばらしい。青春時代の甘酸っぱく、ストレートな心情を、松江の風景とともに届ける。壱晴の師匠の哲と友人の妙子。桜子の母と妹、友人たち。二人を温かく見つめる周囲の温かさがいい。

苦しみもがきながらも、今からの脱出を試みる2人。その強さに惹かれる一作だ。

桃屋のカクテキ

2017-12-17 | food
カクテキを作ってみた。

家のキムチ鍋は、市販のキムチと家庭菜園の白菜をベースにしています。ただ、入れる白菜の量がかなり多いので、隠し味に桃屋のキムチの素を使っています。

今回、桃屋のホームページのレシピにカクテキがあったので、家の家庭菜園のダイコンを使って作りました。カクテキとは、朝鮮語のカクトゥギで、大根のキムチのこと。

材料は2人分
ダイコン8㎝。約350㌘
塩 小さじ1/3
糸唐辛子 適量
A キムチの素 大さじ1+1/3、はちみつ 大さじ1/2、ごま油 小さじ1/2、白すりごま 大さじ1+1/2、おろしにんにく にく一片

作り方
1 ダイコンは2㌢角に切って、ボウルに入れ、塩をふって混ぜ、10分ほどしたらさっと洗って搾る。
2 ボウルにAをよく混ぜて、1ろ加えてしっかり和え、15~20分おいて味をなじませる。

蜂蜜のまろやかさとごまの香りと舌触りがキムチとマッチング。キムチの素の辛さはなく、マイルドなキムチです。





新任刑事

2017-12-10 | book
元警察キャリア古野まほろの新作「新任刑事」を読んだ。2017年5月発刊。

愛予県警の筆頭署、愛予警察署の交番に23歳で初任で勤務していた原田貢巡査28歳が、署の刑事1課に異動になる。そこには同期のアリスが先輩女性刑事としていた。

貢の異動先の刑事1課の任務は、三か月後、2010年4月に10年の時効を迎える傷害致死事件だった。それも愛予県警のキャリア警視に情事にからむ事件。犯人は当時28歳で大学教師だった渡部美彌子。

時効まで3,2,1か月、そして3日と、カウントダウンの形をとり、なさにスリル満点。ページの残量で進捗状況がわかる。
刑事1課の個性的な面々。現場現場、観察観察で鍛えられる貢。そこへ渡部美彌子が市内のスナックに勤めていると貢に電話がある。半信半疑の1課職員だが、逮捕直前に逃げられてしまう。
次に、警察本部の幹部の官舎が火事になる。幹部と別に横たわる判別不能の死体。取り逃がした渡部美禰子なのか。

最後に驚くべき事実が明らかになる。登場人物はほとんど警察官。刑事畑と警務畑、キャリアとたたき上げの地元採用。先輩と後輩。出世と壁、今を生きる矜持が、うごめく警官の人間模様を際立たせる。
元警察キャリアならではの、デテールまでこだわった記述が、臨場感をいやがうえにも盛り上げる。おもしろい。特に最後の場面は盛り上がる。

すぐれもの 22 来る年の準備

2017-12-03 | すぐれもの
新年の準備を始めた。それは、いつもの2つのカレンダーの購入である。

一つは仏壇に。山と渓谷社のヤマケイカレンダーの「ミニカレンダー仏像」。これはネットで購入する。我が家の仏壇には、身内や知人の命日を記した手作りの物故記がある。起床して、お燈明を灯し、線香を点け、その日の物故者を偲ぶ。曜日はわかるが、日にちをいちいち覚えてはいないので、カレンダーが必要になる。毎朝、ジョン・レノンの「in my life」の世界があるのだ。

そして、マイルーム用の山と渓谷の12月号の付録の「星野道夫カレンダー」だ。12月号は11月15日発売なので、予約して購入している。星野道夫は、20年以上前の1996年8月に44歳でなくなったが、今なお、その生き方に憧れる人物である。その無垢で、人や動物を愛する気持ちを忘れないために、その温かくて壮大な写真が欠かせない。