パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

初夏の装い 

2012-04-30 | life
5月5日は立夏。いよいよ夏の到来です。

一昨日、昨日と仕事だったため、今日、夏野菜を植えました。なすび、きゅうり、トマト、ピーマンの4種類の苗を買ってきました。また、枝豆の種まきも。近くの畑を見るとまだ植えていないところがほとんどのようです。苗物屋さんでは、店頭にいろいろな苗物が並び、多くの人たちが買って変える姿が見られます。いつもとなく、大きく育った苗でした。また、いつもの布袋草を、ホームセンターで買いました。夏の準備ができた1日。

そして、昨年買ったブルーベリーがかれんな花を咲かせています。初めて見ました。りんどうのような白い姿はかれんの一言です。


そして、ツツジがきれいな花を咲かせました。白に赤にみごとです。自己主張をしていました。チャリ通勤の途中でも鮮やかです。



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音楽を文字に 白寿の評論家

2012-04-30 | music/classic
白寿というと「百」という漢字の上の横棒「一」を引くので、99歳のことを言う。ベストセラー新書の『50歳を超えても30台に見える生き方』の著者、南雲吉則からいわせると、人間の年齢の節目、いわゆる二乗でわかる人生の分岐点でいうと10の二乗、100歳である。

この白寿を前に、本を出版したのが、音楽評論家の吉田秀和だ。クラシックの大ピアニスト、ホロビッツをして、1983年(昭和58年)の初来日の演奏を酷評し、3年後の再来日時に、「鍵盤上の魔術師」と再評価した話は有名だ。80歳を過ぎたホロビッツが、一人の評価で発奮したという。

『言葉のフーガ 自由に精緻に』は2011年10月刊行。この吉田秀和のこれまでの多くの評論から、1950年(昭和25年)37歳の「ロベルト・シューマン」から1990年(平成2年)77歳の「マネの肖像」まで半世紀の歩みだ。

バルトーク、モーツァルトなど作曲家5人、パリ、ザルツブルク、バイロイトなんどの音楽の町訪問記、バッハ「ロ短調ミサ曲」やモーツアルト「変ホ長調交響曲(K543)」、ベートーベン「第9交響曲」などの曲評論5作、グレン・グールド、マルタ・アルゲリッチ、カルロス・クライバー、ジュゼッペ・シノーポリ、レナード・バースタイン、ヘルベルト・フォン・カラヤン、カール・ベームなどの演奏家11人。音楽と美術に対する造詣の深さはすさまじい。

巻末の年譜がすごい。大正2年(1913年)に東京で生まれ、24歳の時に、昭和12年に当時の内務省に就職。外国の新聞・雑誌の翻訳に携わり、シューマンの『音楽と音楽家』を翻訳する。昭和21年にモーツァルトの評論を発表。その後、現在まで連載や単行本などの数々。巻末の著書目録には、単行本60冊、講座・対談3冊、翻訳21冊、全集24巻、作曲家評論集6巻、新書・文庫13巻など。

ただ、厚さ4センチ、600ページの本はとても重たく、読書には不適ではないかとおもえるほどだ。

NHKのFM放送「名曲の楽しみ」は1971年昭和46年から続く長寿番組。土曜日の9時からの1時間。これもすごい。
とにかく、「すごい」としかいいようのない人生がここにある。
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南雲吉則のゴボウ茶を作る

2012-04-29 | food
今、話題の開業医、南雲吉則さんのゴボウ茶を作る。昨年、12月29日から飲みだしました。

これは、近くのスーパーで買ってきた。泥付きのゴボウです。この日は3パックを購入。1,263グラムでしたが、安売りでグラム28円で352円でした。通常グラム58円ぐらいです。


これを手洗いします。かなり黒い泥が落ちます。ひげも取ります。


2度目の水洗いで、かなりきれいになります。決して金たわしなどでみがきません。白く、きれいにする必要はないので、手洗いで十分です。


そのゴボウを、いらなくなった布で拭きます。黒くなるので布は捨てます。


皮付きのまま、包丁でささがきにします。


水にさらさず、このまま天日干しにします。半日ほどでさらさらになります。夏なら2か3時間ほどで。


天日干しにしたゴボウをフライパンで10分ほど、油を使わず乾煎りにします。


煙が出てくる寸前でやめ、出来上がり。1,263グラムが干したら290グラムになり、炒ったら250グラムになりました。実は、市販のゴボウ茶もあり、見てみたら80グラムで1,554円でした。今回作った250グラムでは4,856円分にもなります。


そのまま急須に入れて、お湯を注げば、ゴボウ茶の出来上がり。
職場では、お茶をケースに入れ、マイボトルに入れて湯沸しポットの湯を入れて、飲んでいます。お湯を入れたときの香ばしい香りがいいものです。ほっとします。
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みずみずしい文体『あかりの湖畔』

2012-04-22 | book
青山七恵は、1983年生まれ、29歳。2007年に芥川賞。彼女の新聞小説が『あかりの湖畔』だ。
10年7月から11年4月まで掲載。2011年11月に単行本。

長女の灯子(とうこ)は26歳。関東の湖畔でお休み処「風弓亭」を営んでいる。次女の悠(ゆう)は女優志望、3女の花映(はなえ)は高校生。父は母の不倫で離婚し、3姉妹を育てていた。そんな生活の中、ある日、一人の青年、橋本辰生が現れる。そこから湖面に広がる波紋のようにこの姉妹を巻き込む。

父の入院、恋人と東京へ出て行く悠、花映の家出、灯子の同級生清(きよ)が灯子に紹介する若者たちとの出会い。母との再会、灯子のいとこの淳次の想いなど、3姉妹をめぐって起きる出来事。それぞれの自立と葛藤を、みずみずしい文体としっかりした表現力が誘う青春小説。さわやかな読後感がいい。

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春感

2012-04-21 | food
近くの山々が生き生きと動き出した。新緑は、これまで黒々としてた山並みを突き破り、おうとつを醸し出す。息吹を感じる季節になりました。

家の山帽子が、淡白い花びらを咲かせています。ほんとうに春本番を迎えた気にしてくれます。


また、ご近所からいただいた筍を、糠で茹で、家でなった山椒の葉をすり鉢ですり、そこに親戚が作った味噌と酒とみりんと砂糖を加えて作った山椒みそでいただきます。お酒は日本酒のぬる燗で。

山椒の葉は今が旬です。もうしばらくすると葉が硬くなります。
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辞書と格闘『船を編む』

2012-04-15 | book
『船を編む』は、三浦しおんの作品だ。2011年9月発刊。1976年生まれというから36歳の新進気鋭の作家だ。20代の2006年で直木賞を受賞した。
船を編むとは、言葉という大海原に漕ぎ出す終わりの無い航海、辞書編纂の物語。

大手出版社に勤める「まじめ」こと馬締光也は営業から辞書編集部に異動になった。先輩の西岡正志との出会い。下宿のタケおばあさんの孫娘、板前の林香具矢との恋。前半は辞書の編纂に悩み、のめりこむまじめの姿。
後半は13年後の物語。いよいよ佳境に入る編纂作業。ニューフェイスの岸辺みどりが加入し、出版までを描く。

辞書出版は、もちろん言葉が基本だが、ぬめり感を大切にした紙や表装、広告などの総合力が必要。林先生、社OBの荒木といった老若男女、さまざまな人たちが、長い歳月、それぞれの立場で関わる。まさに息の長い総合芸術の域を感じる。出版後も改訂に向けて歩みだす。辞書という地味なテーマで、ひとつの物語を紡ぐ力量、映画にでもなる構成がいい。おもしろかった。

奇しくも、先週の金曜日に、書店員が選ぶ今年の第9回2012年本屋大賞を受賞したと報道された。

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言葉抄(3)『働く君に贈る25の言葉』から

2012-04-08 | book
また、また、『働く君に贈る25の言葉』から

4 どこまでも真摯であれ
上司との付き合い方。4つの部下力を身につけろ。「上司の注文を聞け」「上司の強みを生かせ。」「報告の仕方を選択しろ」日々、毎週。口頭、文書。「驚かせてはならない」問題の兆候を早く知らせる

リーダーとは。いるだけで周りの人を元気にさせる人。

一人では仕事はできない。信頼が必要。そのためには真摯であれ。挨拶・遂行・確認・謝罪。

職場には必ず、困った人立場の弱い人がいる。手を差し伸べよ。それが君の幸せにつながる。

無理にポーズをつくるな。いつかはばれる。素直になれ。問題があればオープンにせよ。デメリットはない。

異動、転勤は苦にするな。仕事はやってみなければわからない。その仕事を運命だと力を尽くせば道は拓かれる。日陰の部署で気持ちを腐らせず、がんばってみよ。花が咲く強くなる、他人の苦労がわかるチャンスだ。冷や飯食いが役に立つ。見ている人がいる。世の中、捨てたものじゃない。

5 とことん自分を大切にしなさい
だれも運命を背負っている。これらを引き受けて生きていくしかない。生まれ、能力、容姿、会社、出会い。
運命を引き受けよう。これが生きること。がんばっても結果が出ないかもしれない。でもがんばらなければ何も生まれない。逃げ続けることはできない。

仕事の成功は熱意。そして他人との信頼関係。人を大切にすることが自分を大切にする事につながる。人に愛されるためには相手を愛さなければならない。働くとは、人のために動くこと。

以上、佐々木メモであった。
もちろん、これらは、さまざまな苦労、困難を乗り越えて、今がある佐々木氏のコメントだからであり、今の状況、年齢、境遇によって、「関係ないね」「そりょおかしい」「無理だ」ということがあろう。しかし、今、50を半ばにすると、実になっていることが多々ある。だからこそ、共感を呼び、ベストセラーになるのだろう。どんな会社でも境遇でも、通ずるものやことがある。氏ではないが、早速メモにした。
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言葉抄(2)『働く君に贈る25の言葉』から

2012-04-01 | book
引き続き、言葉抄(1)『働く君に贈る25の言葉』から

2 成長角度を最大にする
才能ある人は若い頃から目立つし、成長もする。35歳で人生決まり。しかし、ひたむきさを忘れるな。努力することをやめるな。

他人の優れたところに学べ。優れたイミテーションの先に、イノベーション、自分らしいやり方が生まれる。
社会の中で仕事をするうえでもっとも重要なこと。自分ひとりでは何もできない。礼儀(相手を尊重する心)、服装(いつも清潔であれ)、時間厳守(時間は財産)。人は自分を大切にする人を大切にする。

良い習慣。早起き。1時間前に机に向かえ。始業時はエンジン全開だぜ。
会議は10分前には席に着け。いい場所に着ける。資料に目を通すことができる。出席メンバーを確認して、会議をシミュレーションできる。メモは会議中に書け。
待ち合わせは10分前に。食事しなければならないときは、目的地についてから。何が起きるかわからない。
これを習慣化できるか。よい習慣は才能を超える。

3 仕事の要を知る
走り出す前にまず、考えること。締め切りを意識して自分を追い詰めなさい。仕事力が増します。
気をつけろ。「こうに違いない」「当たり前だ」。思い込みは落とし穴になる。

会社は雑務の嵐。重要なものから高い順に5,4,3,2,1。重要度を知ることがタイムマネジメントだ。

メモ魔になれ。書くと覚える。覚えると使う。使うと身に付く。数字を転がせ。時系列的に1冊のノートに書いて読み返せ。よきパートナーになる。。

主張には説得力。いかに真剣に仕事と向き合っているか。何が問題なのかわからないときは、紙に書け。他は切り捨てろ。話がわかりにくいのは、事がわかっていないからだ。話は「簡にして要」。誰も時間が無い。

休日には仕事を離れて没頭できるものを持て。気分転換になる。メリハリがつく。いい発想も生まれる。趣味は、本物に触れろ。仕事と関係なくても、嗅覚、第6感を磨くことができる。

失敗は成長の種。生かすも殺すも君次第。クレームに感謝。怒ることにはエネルギーがいる。見て見ぬ振りをするのが他人。ミスは避けられない。だったら失敗を生かせ。恐れず挑戦せよ。相手の懐に飛び込め。成功の道はそれひとつ。

自立した人間とは、自分の力で環境を変えられる人。今ある環境がいやなら変えればよい。会社を変えることに、今いる価値がある。そのためにスキルを磨け。
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