パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

ビートルズのすべて 11 解散への足踏み(12)

2013-10-27 | ビートルズ
さて、フィル・スペクターの制作によって完成されたアルバム『レット・イット・ビー』("Let It Be")は、先にシングルとして発表された「ゲット・バック(Get Back)」、それからタイトル曲の「レット・イット・ビー(Let It Be)」が最大のハイライトといえるでしょう。

そうしたなかにゲット・バック本来の姿勢に立ち戻る、原点に立ち戻るというテーマに即して、タイトル曲とともに興味を引いたのが、ジョンの作品の「ワン・アフター・909(One After 909)」です。ビートルズの初期の作品で、学校をさぼってポールの家で書いたというエピソードがあります。そして、初期に録音されながら発表には至りませんでした。もっともその一部がアンソロジーで紹介されたことがあります。ここで 『レット・イット・ビー』から「ワン・アフター・909(One After 909)」をお聞きください。

ほかにジョンの作品では、ジョン自身が好きな曲として挙げている「アクロス・ザ・ユニヴァース(Across The Universe)」などが収録されています。さらに、ジョンとポールの共作で、ルーフ・トップ・コンサートでも聞き物であった「アイヴ・ガッタ・フィーリング(I've Got A Feeling)」なども見逃せません。そして、ジョージは「アイ・ミー・マイン(I Me Mine)」「フォー・ユー・ブルー(For You Blue)を提供しています。ではここでジョージの「アイ・ミー・マイン(I Me Mine)」をお聞きください。

ポールの作品では、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード(The Long And Winding Road)」で、バラードを得意とする彼の個性が発揮されています。がそれにもまして聞き物は、「レット・イット・ビー(Let It Be)」でしょう。さまざまな問題を抱え、悩み続けていた彼が亡き母を夢に見てその声を聞いたというのがこの作品が生まれるきっかけになったということです。では最後に「レット・イット・ビー(Let It Be)」をお聞きください。  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビートルズのすべて 11 解散への足踏み(11)

2013-10-20 | ビートルズ
そして、発表が先送りとなっていたゲット・バック・セッションのアルバムは映画の編集を終えるととともにアルバム自体いくつかの修正を加え、映画の公開とともに発表されることになりました。それが、『レット・イット・ビー』("Let It Be")です。

いくつかの修正というのは、映画でジョージのアイ・ミー・マイン - I Me Mine がジョンとヨーコが踊るシーンで起用されていたことから、新たに録音されたこと。そして、アルバムそのものがフィル・スペクターの手に委ねられることのなり、ストリングス、女性コーラスが追加録音されたことでした。
そうした結果、ポールの「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード - The Long And Winding Road)」など、編曲サウンドが大幅に改められることになったわけです。

ジョンは、くずのような作品を、みごとに仕上げてくれたんだからとフィル・スペクターに賛辞を寄せましたが、ポールは彼の意図に反するものであり、作品をないがしろにしたとして、フィルに対する嫌悪感を隠しませんでした。
後年、グリーン・ジョンズが制作し、完成させたマスターをもとに一部改変された作品を含む「レット・イット・ビー...ネイキッド (Let It Be... Naked)」が発表され、話題を呼んだものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビートルズのすべて 11 解散への足踏み(10)

2013-10-14 | ビートルズ
さらにその年の暮れには、ジョージがアメリカの「ディラニー・アンド・ボニー・アンド・フレンズ」の一員として行動を共にするようになります。そのデラニーとボニーのコンビは一般的にはその存在は知られてはいませんが、60年代終わりから70年代半ばまでのアメリカイギリスでのロックシーンにおいて多大な影響を及ぼすなどロック史を語るに欠かせない存在です。
デラニー&ボニーは、アメリカの南部に根ざすリズム・アンド・ブルース、ゴスペルなど、ルーツミュージックを継承し、ソウルレビュースタイルのバンドに、後に脚光を浴びたレオンラッセルをはじめ、いろんなミュージシャンを抱えていました。ブルースベースのハードロックのグループ「クリーム」を経て、「ブラインド・フェイス」を結成したエリック・クラプトンが、デラニー&ボニーに心酔し、ブルースについて多くを学ぶことになります。後に結成した「デレク・アンド・ドミノス」も「ディラニー・アンド・ボニー・アンド・フレンズ」の主要なメンバーでした。
ジョージも「ディラニー・アンド・ボニー・アンド・フレンズ」の一員となるばかりか、後の主要作のメンバーとして、フレンズの面々を起用することになります。さらにジョンとヨーコも「ディラニー・アンド・ボニー・アンド・フレンズ」と交流を持つようになっていました。

ディラニー・アンド・ボニー・アンド・フレンズ「カミング・ホーム」

ボーカルはディラニーですが、エレクトリックギターは、エリック・クラプトンです。

ビートルズのメンバーはそれぞれにソロ活動を開始し、リンゴは、スタンダードナンバーに取り組んだ、「センチメンタル・ジャーニー」を発表。ポールも自身のソロ作に取り組み始めます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キノコとキムチの炊き込みご飯

2013-10-13 | food
キノコとキムチの炊き込みご飯

新米が出始める頃、もちろん、そのままでホクホクをいただくのもいけますが、ごま油の香ばしい香りも食欲をそそります。
今ではいつでも見かけるキノコ。でも秋が旬ですよね。
朝日新聞の9月28日Beは、「キノコとキムチの炊き込みご飯」でした。
そこにキノコの効用が。エノキダケには免疫細胞を活性化させるβ-グルカンが豊富。シメジに含まれるナイアシンは、コレステロールを下げる効果がある。シイタケはビタミンB群が豊富で、コレステロールを下げ、動脈硬化や高血圧予防によいエリタデニンが含まれているとのことう。
こんなキノコ類をふんだんに使っています。

材料 4人分
米      2カップ
白菜キムチ 100グラム
鶏もも肉  100グラム 
シメジ    1パック
エノキだけ 1/2パック
生シイタケ  2枚
にんにく   1片
しょうゆ   小さじ2
酒      小さじ2
ごま油    小さじ2
水      2カップ
塩      小さじ1/2


作り方 約40分
1 米は洗い、30分ほど水に浸し、ザルニに上げる
2 キムチは1.5センチ角に切り、軽く水気を切る
3 鶏もも肉は1センチぐらいの角切りにし、しょうゆ、酒で下味をつける。
4 シメジは小房に分けて石突を切り落とす。エノキダケは、根元を切り落とし、生シイタケは石突を除いて細切り、ニンニクは粗みじんに切る。
5 水を塩につけておく。
6 鍋にごま油をひき、ニンニクを炒める。米も加えて、木部らで絡めるように炒める。米がもったりしたら、5を注ぎ、2と3を加えて全体を混ぜ、4も加える。

7 6の鍋にふたをして強火にかける。沸騰したら火を弱め、12から15分したら弱火で炊く。最後に10秒ほど強火にして火を止め、7から8分そのままに蒸らす。

6をそのまま炊飯器にかけてもよい

結構、材料の重さには気をつけ、ニンニクはチューブニンニクで代用しました。

あまりニンニクやキムチの香りは気になりません。キノコのなんともいえない風味とうまみがマッチし、ごま油がいいです。
冷たくなってもいけます。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栗赤飯と野菜たっぷり味噌汁

2013-10-07 | food
毎朝、4時半に起き、味噌汁を作る。土日も変わらない習慣だ。味噌は九州の叔母から送ってくる。具は、季節の野菜をふんだんに盛り込む。夏はなすびにたまねぎ、じゃがいもを基本に、1年間あるきのこのしめじ、かぼちゃだ。冬にかけては、大根や白菜がベースとなる。それに定番のとうふ、油揚げ、はんぺん、とうふとたんぱく質をメインに加える。今シーズンはもやしも加わった。しめじは値段によってはエノキダケに代わる。

そんな毎日の中、今朝は家人が知人から毎年いただく栗を入れた赤飯を作った。栗は皮むきが大変で、なかなか口に入ることがない。赤飯の香ばしさと栗の香りとほくほくさ・甘さがマッチして、いくらでもお代わりが出来そうな気になる。アクセントに黒ごま塩をいれ、より甘さを際立たせた。器は四国松山の砥部焼きだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビートルズのすべて 11 解散への足踏み(9)

2013-10-06 | ビートルズ
10月はビートルズデビュー記念で、久々の「ビートルズのすべて」を続きを。1962年10月5日に「プリーズプリーズミー」でデビューしたビートルズ。
さて、『アビイ・ロード』が録音され、発表されるまでの間、ミュージック界では歴史に残るいくつかの出来事がありました。

7月5日にハイザポークでローリング・ストーンズのコンサートが実施されます。本来はオリジナルメンバーのブライアン・ジョーンズに代わってミック・テイラーが参加しての最初のコンサートになるものでしたが、ブライアンジョーンが7月2日に死去。ブライアンの追悼コンサートとなったものです。
そして8月15日から3日間にわたってニューヨーク郊外のベセルでウッドストック・ミュージック・アンド・アート・フェアが開かれました。40万人もの観客を動員し、後に記録映画が公開されるとともにロックシーンに残る伝説のイベントとして語り継がれることになります。さらに8月31日、イギリスのワイト島でもロックフェスティバルが開かれ、ボブ・ディランがザ・バンドを従えて登場。ジョンやジョージもそれにはせ参じました。

それまでにジョンとヨーコはプラスチック・オノ・バンドを結成し、「平和を我等に(Give Peace a Chance)」を発表。9月13日にはトロントピースフェスティバルに出演し、エリック・クラプトンをバックにして演奏しました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金木犀の香り

2013-10-04 | life
木曜日、夜、反射たすきを着け、チャリで帰る途中、何やら鼻につく香り。何かなと思案気味に帰る。土曜日に家でその香りが判明した。金木犀だ。

ああ、そうそう、もうこんな季節になったのか。ある人はこの香りで神社の秋祭りを思い出すという。条件反射というのだろう、人の思いでは香りでも息づいている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする