冲方 丁(うぶかた とう)の『光圀伝』を読む。ご存知水戸黄門といわれた、水戸藩2代目藩主の物語。7歳から死する73歳までを描く。
751ページの長編。長い。とにかく、さまざまな人々が登場し、去っていく。
長男を差し置いて世子(跡継ぎ)となる苦しみ、戦国の世から太平の世への移り変わりに武から文への天下取りに発奮。
義を貫き、兄の子を世子とし、水戸藩の安定と繁栄に苦悶する姿。組織活性化、外部からの斬新な空気の導入、後を託す若者の育成など、現代の組織論にもつながる。
その間、幾たびも訪れる父、母、妻、子、友の死。生きることは死ぬこと。そして、今を生きることが同時に語られる。
記憶は一時、記録は永遠。いろいろなことを考えながら、この分厚い本を読破した。
冲方 丁は1977年昭和52年生まれ。SF作品も多く、2009年の時代小説『天地明察』が2010年7回目の本屋大賞。映画かもされた。
751ページの長編。長い。とにかく、さまざまな人々が登場し、去っていく。
長男を差し置いて世子(跡継ぎ)となる苦しみ、戦国の世から太平の世への移り変わりに武から文への天下取りに発奮。
義を貫き、兄の子を世子とし、水戸藩の安定と繁栄に苦悶する姿。組織活性化、外部からの斬新な空気の導入、後を託す若者の育成など、現代の組織論にもつながる。
その間、幾たびも訪れる父、母、妻、子、友の死。生きることは死ぬこと。そして、今を生きることが同時に語られる。
記憶は一時、記録は永遠。いろいろなことを考えながら、この分厚い本を読破した。
冲方 丁は1977年昭和52年生まれ。SF作品も多く、2009年の時代小説『天地明察』が2010年7回目の本屋大賞。映画かもされた。