パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

スペクタクル 赤壁の戦い

2008-11-30 | book
2008年7月に中国で、11月に日本で公開中の中国映画「レッドクリフ」。
レッドは「赤」、クリフは「崖や壁」。つまり、赤壁(せきへき)である。

これは、「三国志」で有名な赤壁の戦いである。

「三国志」は、中国漢王朝の終焉を舞台に、曹操の「魏」、孫権の「呉」、そして劉備玄徳の「蜀」の天下三分の計の物語。
立間祥介訳の「三国志演義」を買ったのが学生時代。しかし、それもほんのさわりで断念。1980年代前半にはNHKの人形劇「三国志」に魅せられた。

そして、1998年から揃え始めた文庫版の横山光輝の漫画「三国志」で、この赤壁の戦いの13巻までを読んでみた。

関羽、張飛はもちろん、さまざな個性あふれる武将が登場する人間スペクタクル。
赤壁は、曹操と呉の周瑜提督、そして劉備の軍師・諸葛亮孔明の織り成す人間模様が魅力だ。

なんとか演義で読みたいものだ。

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ゆで豚

2008-11-29 | food
いよいよ冬に入り鍋料理です。
11月13日付け毎週木曜日に日本経済新聞で連載中の小泉武夫さんのコラム「食あれば楽あり」からの1品。

だし汁を多めに張り、白菜とシイタケ、豆腐を入れ、グツグツ煮ながら、豚肉の肩ロースあるいは背ロースの薄切りを入れて煮立てます。
大根下ろしを薬味にしたポン酢醤油で食べます。

大根下ろしの苦さとポン酢醤油のすっぱさが豚肉の臭さを薄めるとともに、肉汁を甘く引き立てます。
白菜とシイタケ、豆腐はもともと味がついていないのですから、大根とポン酢醤油はいけます。
思ったほどアクも出ませんし、食後もアッサリしています。

わたしはこれに七味唐辛子を入れ、アツアツをよりホッカホッカにします。

小泉さんの文章、いつもながらに鮮やかです。
「大根下ろしの下から、ゆで豚を一片箸で取り出し、食べたところ、光沢のある脂肪身のピロロンとしたところから、微かな甘みと脂肪特有のペナペナとしたコクが口中に広がってきた」
「鍋に残った汁にうどんを入れ、グツグツ煮て、器に取り、七味を振り込み、大根下ろしをぶっかけて、フーフーいいながら啜り込むのである。うどんの一本一本は、豚肉から出たうま味とコクに染まって、こちらもいいわよ、いいわよ、たまりませぬであった。」
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自転車考(4)

2008-11-24 | life
自転車売り場が賑わっているらしい。

本年10月10日の日本経済新聞から。
男性にはスポーツタイプ、女性には電動アシスト付が人気だとのこと。ここ数年横ばいだった自転車の売れ行きがここにきてよいのだそうだ。ある自転車店の自転車販売額は前年比3割増、スポーツサイクルの売れ行きは前年5割増。また、修理して使う人や付け替えパーツの売れ行きもよいらしい。空気入れの販売も前年の1.5倍の店もあるとか。背景をガソリン高と健康志向の高まりとしている。

このような動きを受けてか、運転の仕方やマナー、交通ルールといった新聞記事もよく見受けられるようになった。
先週、横断歩道上で車と接触した。日の暮れるのも早くなり、気ぜわしい季節となった。ましてや雨や雪が人や車を見にくくさせる。特に交差点では注意が必要だ。周りをきちんと確認しよう。
反射たすきの着用やテープ貼付、早めのライト点灯など、自己アピールと身を守る工夫も必要だ。
安全でだれにとっても快適な乗り物でありたいものだ。

私のチャリンコも、前後輪の自転車のチューブにひびが入り、中のチューブが顔をのぞかせていた。また、ハンドルのバーテープが一部はがれはじめ、パイプがむき出しになり始めた。しかし、修理代でびっくり、タイア2本で1万円を超えた。うーん、これだけあれば新チャリが買えるぞ。
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ほっと一息 エッセイ集「わたしの流儀」 吉村 昭 23

2008-11-23 | 吉村 昭
やっぱ随筆だね。吉村 昭は。

そういうと吉村ファンにはお叱りを受けるかもしれない。

しかし、平成10年(1998)に刊行された「わたしの流儀」(新潮文庫)は、「小説」「言葉」「人との出会い」「食」「旅」「歳を重ねる」と6つのジャンルに味わい深い随筆を残す。

日々の軋轢やストレスの中で、オアシスを見つけた気分だ。

中でも「睡眠」は大好きな作品。とかく、世はストレス社会。その中で、夜中、目が覚め、寝付けないこともある。吉村は眠れぬことなど一切気にかけないという。
20歳からの3年にも及ぶ肺結核の闘病生活。とにかく病床に臥していたという。小さい頃のことなど考えながら体を横たえる。体が休養する時間だから、読書などしないという著者。青春を病とともに過ごした吉村昭の言葉は時として重い。

一編の注釈よりも一読を勧めたい。
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久々のクラシック ブルックナー 1 シンフォニー7番(1)

2008-11-22 | music/classic/Bruckner
今年の6月以降、なかなか聞くことのなかったクラシック音楽。暑さとはそぐわないのか。

新聞の音楽評で、朝比奈隆・新日フィルのブルックナー交響曲7番が紹介されていた。
ヨーゼフ・アントン・ブルックナー(1824年-1896年) は、オーストリアの作曲家。ドイツの作曲家ブラームスと同時代を生きた。
長大なブルックナーの作品の中でも親しみやすいとの評であった。
朝比奈は、カラヤンなどとともに、今年生誕100年を迎える。93歳で亡くなるまで精力的に活動していた。
日本ではブルックナーは、演奏時間も長く、その宗教的色彩の濃いいイメージから敬遠する向きが多いという。
その大指揮者が晩年、ベートーベンとブルックナーを好んで取り上げた。
評は、そこには、豊かな心の糧を求めにはこれらの作品だという思いがあったのではないか、つまり音楽を通じて生き抜く力を受け取る、そこに音楽の存在意義があるという。

実は、ブルックナーのシンフォニーは、志鳥栄八郎チョイスからベーム・ウィーンを20年前に買っていた。当時は肌に合わなかったのか、お蔵入りであった。



しかし、この記事をきっかけに改めて聞くと、これがいい。ウィーンフィルの張り詰めたすばらしいアンサンブルが、ベームの堅固な構成とあいまって、心に染みてくるのである。朝比奈版は起伏とメリハリがある。まさに人間味あふれる渾身のコンタクト。
アンサンブルのシャープさではウィーンかな。

ベーム・ウィーンフィル
1976年原典版
Total 65:56 ①19:35 ②24:02 ③10:17 ④12:02

朝比奈・新日フィル
1992年ハース版 ライブ
Total 65:10 ①21:55 ②23:45 ③8:46 ④12:49

本にしても音楽にしても、人間は不可思議だ。その時の感性で、感じ方が違うのだから。藤沢周平にしても吉村昭にしても、一時は見向きもしなかった。
特にブルックナーのシンフォニーの演奏時間は1時間前後で長い。つまり、この時間を耐えられるかだと思う。若いころは、この時間がもったいなかったのだろうか。

1楽章は、ブルックナー特有のアルプスの山々の靄が晴れていくような、幻想的ですがすがしい感度的な幕開け。そしてこれも特有の和音がすばらしいメロディが迫る。
2楽章は、ワーグナーの死を悼んでつくられたというアダージョ。交互に打ち寄せる2つの旋律に身を任せる時間も至福である。
3楽章は、スケルツォ、非常に早くである。野性的なメロディが包み込む。
4楽章は、第1楽章のメロディも出てくるさわやかでしなやかな楽章。
聞き終えた後で、清廉なひと時が待っている。各楽章とも単独で聞いてもいけます。
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人間ドック

2008-11-16 | health
10月に人間ドックへ入り、その結果が返ってきた。
さすがに体重減の効果が現れた。中性脂肪は151(正常値45~140)から96に。さらには、体脂肪率、BMI(体重と身長のバランス)値も基準値内に収まった。特に腹部超音波検査では、肝のう胞と脂肪肝の指摘が消えた。
一方、悪玉コレステロール値が高く、これは食改善が大切という。油断は禁物である。また、内臓にポリープもあり、経過観察が必要だという。50歳にもなると体もガタが来るというが、そのとおりになってきている。いわゆる年なのだ。

しかし、やはり病院は好きになれない。とりあえず健康を自負しているものが、病気を治すために何らかの不安を抱えている人々の空間の中に入る。そういう居心地の悪さがある。
もちろんいつお世話になるか分からない身ではあるが。

あくまでも循環器系を中心とした検査であるから、これで全てがわかるものではないと承知しているが、それでも血液や便、胃の内視鏡や内臓のエコーなどにより、悪いなりにその経過を把握できるのはありがたい。
ましてや1泊であったので、リフレッシュも兼ねて年1回はと希望している。

この病院の周りには、徒歩で40分ぐらいで周遊のできる歩道と温泉がある。
毎回、ウォーキングと入浴を楽しみに、CDプレーヤーと本を持参している。
CDは、今回はカラヤン70年代のベルリンフィル黄金ペアのベートーベン交響曲全集を持参した。もちろんイアホーンなので、雰囲気だけだ。糖負荷試験のとき、安静での2時間にはもってこいだ。
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電気機器受難

2008-11-15 | audio
アキュフェーズのCDプレーヤー「DP-500」が壊れた。
ディスクを入れても、感知しない。だましだまし使っていたが、とうとうゼロ表示するのみとなった。昨年12月に購入した。まだ、1年にもならない。
10月18日(土)に宅配便で送る。10月30日(水)に直って帰ってきた。うれしかった。しかし、あのアキュフェーズ製品が1年もたたないうちにダウンするとは。なさけないやら悲しいやら・・・。

その間、ミニコンポのチューナー付CD/MDアンプで代用した。
ノートパソコンも10月30日に壊れた。電気機器受難の予感。
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崎陽軒のシウマイ

2008-11-12 | food
昨日は東京出張。お土産は横濱崎陽軒(きようけん)のシウマイです。羽田空港の売店でいつも買って帰ります。
真空パッケージよりも生がお勧めですが、弁当のおかずにもいいので、真空も買って帰ります。
崎陽軒のシウマイは、一口サイズのしっかりとした歯ざわり、豚肉と干し帆立の味わいがたまらない魅力です。そして、80年来のレトロなパッケージ。また、コルクで閉める、さまざまな顔を持った陶器製のしょうゆ入れ「ひょうちゃん」も楽しみでした(ひょうちゃんは今は、ポピュラーなプラスチック製に変わりましたけど)。
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パソコンのない日々

2008-11-10 | life
パソコンが壊れた。

10月30日(木)の朝、立ち上げたら、いきなり画面が黒くなり、判別できない。
購入店へ持参し、復活を待つ。11月5日(水)、一週間ぶりに会うパソンコン。
しかし、画面がちらつく。治ってないじゃん。がっくり。
翌日、再度持参。いらつく。11月10日(月)に治る。

この間、ブログ更新はできない。メールもインターネットも。商品購入やオークションもできない。

しかし、結局、困らなかった。
つまり、なくてもそれなりに生活できるということを実感できた12日間であった。
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