パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

若葉の頃 (2)

2010-04-29 | life
えんどう豆の花が咲き乱れている。ただ、気温が低いせいか、いつも群れ飛ぶちょうちょの姿が見れない。自然とはいかに正直なことか。つまり、結実しないので、実がならないという結末に至る。いつまでも炬燵が放せない。ぽかぽかした陽気が恋しい。

家の西にあるツツジが咲き始めた。あざやかな白色と葉の緑が鮮やかなコントラストを描く。さわやかなショットだ。
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「逆に14歳」 老人力

2010-04-25 | book
1998年、今から12年前に、「老人力」という言葉が流行った。赤瀬川原平著の「老人力」から、加齢による衰えを肯定的に捕らえる言葉だ。
新聞書評から、前田司郎著の「逆に14歳」を読んだ。表題の小説とシナリオを収録。前田は1977年生まれ。東京で劇団を主宰、作・演出も手がけるという。

元作家と元俳優という老人2人のコミカルな生活を描いたこの作品は、残りの人生をあと14年ぐらいかなと定義し、物忘れや体力・気力の衰えを感じながらも最後のともし火にかける2人。
オーディション開催からの逃亡、そして、二人で熱海への小旅行へと出かける。残るともし火は結局、異性への関心か。

もう一つの作品は、2009年にテレビドラマ化された「お買い物」のシナリオ。
これは老夫婦が登場。カメラのDMをもらったおじいさんが、昔の杵柄で、中古カメラ市におばあさんと福島から渋谷へ出てくる。
車中での旅券忘れや、ファーストフード店でのコミカルなやりとり、孫の携帯機能にびっくりしながらも、2人で思い出の地を尋ねる。夫婦にとって、最後は2人の思い出の数と重さが決め手になる。

それにつけても、50歳を過ぎ、物忘れが多くなり、運動能力も落ちてきた。4月18日の日経「ほどほど健康術」に認知症予防の記述が興味深かった。日本より欧米の研究が進んでいて予防効果に効果があるのは、まず、運動。継続した運動量が必要。
そして食事とも関係が深い。日本食で言うとみそ汁、豆腐、納豆、ごま油が優良食品である。肥満や喫煙も影響が大きい。
要は、生活習慣の改善が決めてということ。認知症予防は、がんや心臓病、脳卒中の3大死因予防と共通しているのが指摘されている。
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ハナミズキ咲く 若葉の頃 (1)

2010-04-24 | life
5月が近づくと、山々の様相が変わる。緑の新芽が山肌に凹凸をつける。

家の畑のハナミズキ(別名:アメリカヤマボウシ)が、白い花を咲かせている。

若葉の頃のプレリュード、始まりを告げる。
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自転車考(7) 「自転車ギコギコ」。

2010-04-18 | book
新聞の書評から。「自転車ギコギコ」。
68歳から自転車に乗り始めた、英文学者の伊藤礼(いとう れい)のエッセイ集。2009年11月刊行。
伊藤さんは、1933年(昭和8年)生まれ。父は文芸評論家・小説家の伊藤整である。

文字通り、自転車について、39の小気味のよいエッセイから構成される。

なぜ、自転車に目覚めたのか。
2キロが5キロ、12キロの通勤、そして、16キロの歯医者通いへと、どんどん伸びる走行距離。都会でのスリル満点の行程。15万円の外国製の自転車購入顛末。クロネコヤマトの偉大さ。スピードメーター、ヘルメットについて。ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクの違いなどなど、興味深い内容が並び、読んでるこちらもわくわくする。
そして、居住している関東近辺の遠乗りから、三浦半島、房総半島、千葉、遠州三河、山陰方面の自転車旅行記も。
333ページの本ではあるが、楽しく一気に読める。
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自転車考(6) 自転車を買いました。

2010-04-11 | life
4月1日に新しい自転車を購入した。ロードバイクといったスポーツ車ではなく、通勤通学自転車というジャンルのものだ。価格は5万円。
4月3日の朝日新聞beによると、自転車業界全体では、09年は08年と比べ出荷台数は12%落ちたという。しかし、スポーツ自転車は8%、電動アシスト自転車は16%増えた。財布にやさしく、健康にもいい。ましてや環境にもやさしい。やはり注目なのだろう。
25年前に買ったドロップハンドルのブレーキの効きが悪く、たびたび危険を感じていた。そこで近年、さまざまな安全性が強化されたチャリを求めた。

今回のチャリは、LEDライトで、自然に点灯するハブダイナモ、7段変速はグリップシフトでハンドルに変速レバーがついている。楽に乗れる大型サドル、タイヤもしっかりと肉厚チューブ、ブレーキも後輪は内臓式で確実、後輪にもソーラーテールで暗くなると点滅するライトがついている。鍵も前輪後輪一発ロックなど、さすがにこの25年の歳月の技術革新は著しい。

自転車から二輪車、自動車へのステップアップから、再び自転車へ。21世紀は自転車の時代?。いずれにせよ、自転車は、歩道では「加害者」に、車道では「被害者」になる危険性がある。肝に銘じなければならない。
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山椒の力

2010-04-10 | food
家の畑の山椒の葉が芽吹いた。棘のある木にちいさな緑の集団が現れる。

この葉を少し叩いて、香りを楽しむ。なんといっても、新緑の季節の代表「たけのこの煮しめ」と相性がいい。たけのこのしゃきしゃきした、肉厚のほろ甘い味と、山椒のピリッとした香りがたまらないのであります。特に山椒は保存が利かないので、この時期しか味わえないカップルなのです。
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沖縄の泡盛「残波」の黒。苦味の利いた泡盛独特の風味と、山椒のピリリ、たけのこの淡白さが合います。

また、若竹汁(天然の肉厚のわかめとたけのこのみそ汁)にも山椒を添えます。
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東京出張2 浅草の「駒方どぜう」

2010-04-04 | food
今回の東京出張は夜、自分の時間が持てた。そこで、浅草へ出かけた。
地下鉄銀座線浅草駅を降りて、雷門を背に歩き出す。隅田川にかかる駒形橋を左手に見て行くと創業200年の佇まいを見せる「駒形どぜう」が見えてくる。
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どじょうとねぎ、しょうゆつゆの3つで食べさせるのだから、シンプルこの上ない。
がりがりとどじょうの骨、ねぎもざらざらと歯ざわりも斬新である。しかし、とても美味とはいえないこの取り合わせが、この店の雰囲気とあいまってたまらないものとなるのだから不思議だ。
今は亡き、千葉の叔父を訪ねたとき、浅草へどじょうを食べに行こうと出かけたが、結局店がわからなくて、断念したことを思い出した。
人の生業は常に移ろう。
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東京出張1 「いせや総本店」とクッキングパパ

2010-04-03 | food
「クッキングパパ」は、1985年(昭和60年)から「モーニング」に連載されているロングセラー漫画である。その単行本を1992年3月に1巻から10巻まで購入し、その後、折を見て、中古本を購入し続けている。この2010年3月で109巻だという。

2006年に出た88巻、849「さわやかに もずくそば」で、東京支店に勤める工藤が、勤務に行く途中で休むこととし、訪れるのが、吉祥寺の井の頭公園。そして、昼間からビールにやきとり、そして、店内のゆったりと流れる空気に癒されるのが、「いせや総本店」だ。

先月3月27日に東京出張があり、その合間に時間があったため、念願のいせやに出かけることができた。

いせや総本店は、武蔵野市吉祥寺通りにある、2年前の平成20年6月に新装開店した「いせや総本店」と、武蔵野市の井の頭公園の入り口にある「いせや総本店公園店」の2つがある。

クッキングパパには、総本店の前の建物や中の雰囲気が書かれているが、さすがに新店舗には、なかなかそうゆう光景は見られなかった。
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しかし、古い建物の公園店には、ご年配のおじさんが、スポーツ紙や文庫本など、それぞれ一人でやきとりと、ビール、焼酎でおもいおもいの時間を過ごす姿が見られ、これだと思わず膝をたたいた。
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公園店ではやきとり盛り合わせを、総本店ではもつ煮込みを頼んだ。
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渋谷から京王電鉄の井の頭線で吉祥寺。武蔵野の緑が残るいい雰囲気がある。
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