1938年生まれのジャズ評論家、オーディオにも詳しい寺島靖国。軟派といわれるが、その心地よさを探求する心は私には合う。2007年には自身のレーベル「寺島レーベル」を立ち上げた。
2001年から寺島靖国プレゼンツ「Jazz Bar 2001」を出し、1年に1回の楽しみを提供してくれている。ジャズ・バーシリーズは、その名も夜のお酒とともに聞く、ジャズ・コンピレイション・アルバムだ。さまざまなレーベル&レコードから集まった寺島の独断と偏見?の音源たち。でもあくまでも気持ちよく聞くというコンセプトが私には合う。
その彼が、オーディオファンに提供するジャズのディスクが「For Jazz Audio Fans Only」シリーズだ。2008年に第1作。毎年1枚をリリース。2012年までの5作出ている。
2作目のVol.2を買った。毎年、どれほどの新譜が出るのだろう。本と同じように、過去や新刊をその都度、読んだり聞いたりすることはとても不可能。書評はストーリーで把握もできるが、音はそうはいかない。彼が愚痴っていた、曲のよさと音質のアンバランスさをつかれた1作の評価に悩みながらも、自分は自分とエイヤッと出した2作目は、2009年に出された。ジャケ買い(ジャケットのよさでディスクを買うこと)の寺島を真似、今から踊りだしそうな2人の楽しさで、購入を決めた。
基本はトリオ。ピアノとベース、ドラムの3つの配置が、スピーカーという無機質な電気の再生機をまるでそこにスピーカーは存在しないような空間を作り出す。とりあえず聞いてみたのは、2012年1月号『ステレオ』の付録、ラックスマンのデジタルアンプ「LXA-OT1」で10センチのフルレンジのスピーカーを鳴らす。
このディスクは、オーディアファンズオンリーというからに、選曲の基本はトリオ演奏だ。フルレンジのため、ピアノは中音域で聞きやすく、低音域のベースはどこまで、このスピーカーを鳴らし、引っ張っりきれるのか。ドラムはスネアドラムの心地よさ、ハイハットの切れ味など興味津々で聞き入る。
紹介される14曲は、ピアノトリオの合間に、寺島の好きな女性ボーカル、そして、自ら習っていると言う男性の肉声に近いと言うトロンボーンの曲などを乗せる。前衛・フリージャズ、ビッグバンドはない。寺島らしいソフトで聞きやすい選曲にあふれている。
2001年から寺島靖国プレゼンツ「Jazz Bar 2001」を出し、1年に1回の楽しみを提供してくれている。ジャズ・バーシリーズは、その名も夜のお酒とともに聞く、ジャズ・コンピレイション・アルバムだ。さまざまなレーベル&レコードから集まった寺島の独断と偏見?の音源たち。でもあくまでも気持ちよく聞くというコンセプトが私には合う。
その彼が、オーディオファンに提供するジャズのディスクが「For Jazz Audio Fans Only」シリーズだ。2008年に第1作。毎年1枚をリリース。2012年までの5作出ている。
2作目のVol.2を買った。毎年、どれほどの新譜が出るのだろう。本と同じように、過去や新刊をその都度、読んだり聞いたりすることはとても不可能。書評はストーリーで把握もできるが、音はそうはいかない。彼が愚痴っていた、曲のよさと音質のアンバランスさをつかれた1作の評価に悩みながらも、自分は自分とエイヤッと出した2作目は、2009年に出された。ジャケ買い(ジャケットのよさでディスクを買うこと)の寺島を真似、今から踊りだしそうな2人の楽しさで、購入を決めた。
基本はトリオ。ピアノとベース、ドラムの3つの配置が、スピーカーという無機質な電気の再生機をまるでそこにスピーカーは存在しないような空間を作り出す。とりあえず聞いてみたのは、2012年1月号『ステレオ』の付録、ラックスマンのデジタルアンプ「LXA-OT1」で10センチのフルレンジのスピーカーを鳴らす。
このディスクは、オーディアファンズオンリーというからに、選曲の基本はトリオ演奏だ。フルレンジのため、ピアノは中音域で聞きやすく、低音域のベースはどこまで、このスピーカーを鳴らし、引っ張っりきれるのか。ドラムはスネアドラムの心地よさ、ハイハットの切れ味など興味津々で聞き入る。
紹介される14曲は、ピアノトリオの合間に、寺島の好きな女性ボーカル、そして、自ら習っていると言う男性の肉声に近いと言うトロンボーンの曲などを乗せる。前衛・フリージャズ、ビッグバンドはない。寺島らしいソフトで聞きやすい選曲にあふれている。