瀬尾まいこの15作目となる「君が夏を走らせる」を読んだ。2017年月刊行。月刊文芸誌2016年12月号から翌2017年6月号まで掲載。高校2年の16歳の俺、大田くんの21日間の子育て奮闘記だ。
小学校の頃から授業をまともに受けず、タバコを吸い、髪を染め、教師に反抗ばかりしていた。高校にもろくに行かず、さきのことはもちろん今やりたいこともわからず、派手な格好してふらふらしている。不良を引き受けるだけの高校に入学した。半数が卒業までにやめていく。2年夏を迎えようとしていた。必死、誰かのために、全身全霊を動かしている快感、一つ一つの目標を共に超えていく満たされた時間、あの中学3年生の駅伝の経験をいつも忘れられずにいた。
18年連続で中学校駅伝の県大会に出場している、山深い市野中学校を舞台に繰り広げられる中学生群像。12作目となる2012年10月刊行の「あと少し、もう少し」で登場する2区を走った金髪喫煙の不良大田くんだ。
7月、そんな俺に、3歳年上の同じ高校出身の中武先輩から電話が入る。昼間、子供を頼みたいというのだ。先輩は1年で中退するものの今は建築会社で働き、3歳年上の嫁さんと結婚して子どもがいた。奥さんは大学時代にバイトいていた料理屋で先輩と知り合い、結婚していた。実家と音信不通だった。その奥さんが出産のため入院することになり、1歳10ヶ月の娘の鈴香の世話をするものがいないという。予定日は8月4日だ。
鈴香がなかなか、なつかず、苦労する俺、料理や積み木遊び、公園でのママ友や同じ年頃の子どもたちとの交流。鈴香との泣き笑いの日々が続いていく。そんな時、いつもの「公園で、中学の陸上部の顧問上原先生と出会う。陸上部は公園のグラウンドで練習していた。3キロのタイムトライアルに誘われる。中3の熱い思い出が蘇る俺。そして8月8日の退院を迎える。
連発される幼児語に感心する。
小学校の頃から授業をまともに受けず、タバコを吸い、髪を染め、教師に反抗ばかりしていた。高校にもろくに行かず、さきのことはもちろん今やりたいこともわからず、派手な格好してふらふらしている。不良を引き受けるだけの高校に入学した。半数が卒業までにやめていく。2年夏を迎えようとしていた。必死、誰かのために、全身全霊を動かしている快感、一つ一つの目標を共に超えていく満たされた時間、あの中学3年生の駅伝の経験をいつも忘れられずにいた。
18年連続で中学校駅伝の県大会に出場している、山深い市野中学校を舞台に繰り広げられる中学生群像。12作目となる2012年10月刊行の「あと少し、もう少し」で登場する2区を走った金髪喫煙の不良大田くんだ。
7月、そんな俺に、3歳年上の同じ高校出身の中武先輩から電話が入る。昼間、子供を頼みたいというのだ。先輩は1年で中退するものの今は建築会社で働き、3歳年上の嫁さんと結婚して子どもがいた。奥さんは大学時代にバイトいていた料理屋で先輩と知り合い、結婚していた。実家と音信不通だった。その奥さんが出産のため入院することになり、1歳10ヶ月の娘の鈴香の世話をするものがいないという。予定日は8月4日だ。
鈴香がなかなか、なつかず、苦労する俺、料理や積み木遊び、公園でのママ友や同じ年頃の子どもたちとの交流。鈴香との泣き笑いの日々が続いていく。そんな時、いつもの「公園で、中学の陸上部の顧問上原先生と出会う。陸上部は公園のグラウンドで練習していた。3キロのタイムトライアルに誘われる。中3の熱い思い出が蘇る俺。そして8月8日の退院を迎える。
連発される幼児語に感心する。