新聞の思い出す本,忘れない本で紹介されていた「春の数え方」。庫本で平成17年,2005年刊行。平成13年に単行本。動物行動学者の日高敏隆著。日高は1930年昭和5年生まれ,2009年平成21年に亡くなっている。
小さい頃からの昆虫好き。そんな日高がエッセイ風に動物や植物の行動を発見とともに紹介する36の短編集。
1種類の植物はなぜ同じ高さに揃っているか。なぜ夜,光に虫たちは吸い寄せられるか。それもある一定の時間帯か。魚は横の動きで海中を動き回る。哺乳類のイルカは縦の動き,それでは鳥
類のペンギンは?。チョウとガの違い。なぜ虫たちは寒い暑いにかかわらず季節通りにやってくるのか。なにげない四季の中で,繰り広げられる求愛行動の残酷さ。
今,夏野菜が盛んに大きくなっています。キュウリ,トマト,ピーマンには黄色い花,ナスは紫。そんな間を蝶が舞います。夏大根の葉には穴が開き,虫たちが食べています。こんな自然の中に,人間は生きていることを改めて思い知らされます。厳しい生活は虫も植物も人間も同じ。一所懸命に日々を送っているのです。
スリッパの不思議やモンゴル紀行も。
小さい頃からの昆虫好き。そんな日高がエッセイ風に動物や植物の行動を発見とともに紹介する36の短編集。
1種類の植物はなぜ同じ高さに揃っているか。なぜ夜,光に虫たちは吸い寄せられるか。それもある一定の時間帯か。魚は横の動きで海中を動き回る。哺乳類のイルカは縦の動き,それでは鳥
類のペンギンは?。チョウとガの違い。なぜ虫たちは寒い暑いにかかわらず季節通りにやってくるのか。なにげない四季の中で,繰り広げられる求愛行動の残酷さ。
今,夏野菜が盛んに大きくなっています。キュウリ,トマト,ピーマンには黄色い花,ナスは紫。そんな間を蝶が舞います。夏大根の葉には穴が開き,虫たちが食べています。こんな自然の中に,人間は生きていることを改めて思い知らされます。厳しい生活は虫も植物も人間も同じ。一所懸命に日々を送っているのです。
スリッパの不思議やモンゴル紀行も。