パンダ イン・マイ・ライフ

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ベートーベン 5「シンフォニー1番(1)」

2008-03-29 | music/classic/Beethoven
最近お気に入りのシンフォニーがベートーベンの1番である。
ベートーベンは57年間の人生の中で、9つのシンフォニーを作った。先輩ハイドンは108つのシンフォニー、モーツァルトは8歳にして書いた1番をはじめ41つの作品がある。
この1番はベートーベンが30歳にして初めて作ったシンフォニーである。
30分にも満たない作品であるが、これまでのシンフォニーには見られない大きなストーリー性と重厚な肉厚さがある。

まさに変革者、ベートーベンがそこにある。もちろん、ハイドンやモーツァルトといった先達の色合いが濃い作品ではあるが、、リズミカルで明朗なベートーベンらしさがそこここと見られる。
1楽章の出だしはシンフォニー7番の出だしとよく似ているし、4楽章の牧歌的な民謡風な曲風が気に入っている。
4つの楽章が独立し、大胆かつ個性的で主題もメロディアス。まさにベートーベンのシンフォニーなのだ。
志鳥栄八郎氏いわく、それまでベートーベンはピアノや弦楽器、管楽器などの楽器のための作品を書き、これらの楽器をとことん分析し、満を持してシンフォニーに挑んだという。

巨匠クレンペラーはイギリスのフィルハーモニアオケでじっくりと格調高い緊張感あふれる演奏を聴かす。
クレンペラー(1957)9:46 8:49 4:00 6:18 28:53


ワルター御大は、さすがすがすがしくロマンティックな演奏をコロンビア響で。
ワルター(1958)7:06 6:35 3:44 6:09 23:34


イッセルシュミット御大はじっくりとウィーンフィルで、重厚で端正な演奏を聞かせる。
イッセルシュミット(1965)10:11 6:44 3:53 6:11 27:59


壮年のクーベリックはロンドンシンフォニーでさわやかで優美なベト1。
クーベリック(1974)9:04 8:05 3:58 5:42 26:49


帝王カラヤンは晩年の4度目のベートーベン全集からデジタル録音で。重厚な風格ある演奏でメリハリがある。
カラヤン(1984)10:05 6:18 3:54 5:49 26:06


ショルティは2回目のベートーベンシンフォニー全曲録音から主兵シカゴのデジタル。明るくさわやかなテンポが小気味よい。
ショルティ(1989)8:04 7:14 3:28 5:36 24:22


これからいろんな楽風に触れるのが楽しみだ。



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