明治37年(1904)9月5日にロシア海軍バルチック艦隊はロジェストヴィンスキー中将を司令長官として母国を出、日本に向かう7ヶ月の航海に出る。
その間、乃木大将・児玉大将の旅順攻撃・203高地占領の記載を交え、東郷平八郎との日本海海戦の模様、小村寿太郎・ウィッテのアメリカ・ポーツマスの講和会議、そして日本やロシアでの捕虜の状況、最後に1年後の12月20日のロジェストヴィンスキー中将の首都ペテルブルグへの帰還で終わる。
吉村昭は「海の史劇」と題し、この日露戦争を描いた。昭和45年(1970)から46年(1971)に新聞連載。昭和47んえ(1972)刊。
明治となり40年弱。列強のもと、日本はまさに富国強兵でその地位を築く。
そして世界のさまざまな思惑の中で、40年後には、第2次世界大戦の終結を迎える。
イギリス、フランス、アメリカ、アジアの国々。大きな世界の動きの中で日本は存在する時代となる。
世論・民衆に困惑する首脳たち。現場とその経験に基づき苦悩する指導者。そこでうごめく多くの民。資料に基づき、淡々と語る吉村節。
大きな流れとそこに生きる人々を描く。
その間、乃木大将・児玉大将の旅順攻撃・203高地占領の記載を交え、東郷平八郎との日本海海戦の模様、小村寿太郎・ウィッテのアメリカ・ポーツマスの講和会議、そして日本やロシアでの捕虜の状況、最後に1年後の12月20日のロジェストヴィンスキー中将の首都ペテルブルグへの帰還で終わる。
吉村昭は「海の史劇」と題し、この日露戦争を描いた。昭和45年(1970)から46年(1971)に新聞連載。昭和47んえ(1972)刊。
明治となり40年弱。列強のもと、日本はまさに富国強兵でその地位を築く。
そして世界のさまざまな思惑の中で、40年後には、第2次世界大戦の終結を迎える。
イギリス、フランス、アメリカ、アジアの国々。大きな世界の動きの中で日本は存在する時代となる。
世論・民衆に困惑する首脳たち。現場とその経験に基づき苦悩する指導者。そこでうごめく多くの民。資料に基づき、淡々と語る吉村節。
大きな流れとそこに生きる人々を描く。